登録 : 2015.12.17 02:23 修正 : 2015.12.17 05:22

聴聞会最終日で特調委に真実の究明求める遺族 
イ・ジュヨン元長官のお粗末な尋問に 
「特調委員、準備されたものも読めないのか」と抗議 
「生徒たちに危機感が足りず、降りてこなかった」 
乗組員の証言が胸の傷となる

4・16セウォル号事故特別調査委員会の第1回聴聞会最終日の16日、ソウルYWCAで事故犠牲者のパク・ソンボク君の母親クォン・ナムヒ氏が、他の参考人の発言を聞きながら涙を流している=キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社
 「子供が死んだら、胸に埋めるといいますが、私はいまだに、この胸に埋めることができません。私たちの家族が子供を(胸に)埋められるように、子供たちが、なぜあのような寒い海で死んでいくしかなかったのか、最後まで真実の究明をお願いします」

 4・16セウォル号事故特別調査委員会(特調委)の聴聞会最終日の16日、セウォル号事故犠牲者のチョン・ドンス君の父親、チョン・ソンウク氏が、息子が遺体となって戻ってきた当時の写真を公開した。「まだ死んだ子を見ていない親も多い」として、特調委員にもっと頑張って欲しいと訴える彼の言葉に、聴聞会場には涙があふれ出していた。

 チョン氏をはじめとするセウォル号事故遺族80人は、自分の息子や娘がどのように亡くなったのかについて責任がある人たちの話を聞くために、3日間、聴聞会場を埋め尽くした。事故犠牲者のアン・ジュングン君の父親のアン・ヨンジン氏も、その一人だった。仕事のため、聴聞会場に来られなかった2日目にもインターネット中継でずっと聴聞会を見ていた彼は、「(証人として出席した海洋警察庁の関係者の相次ぐ責任回避の発言に)鬱憤を抑えるのがやっとだった。家に帰ってからもあまり眠れなかった」と話した。むしろ「生徒たちに船から降りるように言ったが、子供たちに危機感が足りず、降りてこなかった」と証言したパク・サンウク、当時123艇の乗組員、救助の責任を追及されて「私が神だとでも言うのか」と反問したキム・ムンホン当時木浦(モクポ)海洋警察署長の証言は、家族の胸に大きな傷を残した。

 核心を近づけず、すでに検察の調査と裁判の過程で確認された事案を再確認することで終わった特調委員に対する不満を表わす場面もあった。ある常任委員が証人として出席したイ・ジュヨン元海洋水産部長官を尋問しながら、質問を棒読みで読み上げていったのに対し、傍聴席では「証人の目を見て話をしろ。用意してきたものもちゃんと読めないのか」と抗議する声もあがった。同日の聴聞会途中、悔しさと息苦しさを訴えていた遺族の一人が失神し、119救助隊に運び込まれることもあった。アン・ヨンジン氏は「(一般の)会社にも障害が発生した時に対応するマニュアルがあり、これをもとに訓練もするが、政府の事故対応マニュアルは杜撰なもので、それさえも正しく守らず、子供たちを救助できなかった国があまりにも情けない」と無念の思いを吐露した。パク・ソンボク君の母親であるクォン・ナムヒ氏も、3日間続けて聴聞会の現場を守った。聴聞会2日目の15日はパク君がこの世を去ってから2回目の誕生日でもあった。3日にわたる公聴会を見守りつづけたクォン氏の目には涙だけがあふれかけていた。

 セウォル号遺族たちは、今回の聴聞会を通じて真相究明に向けた厳しい第一歩を踏み出しただけに、新たに浮上した疑惑などに対する特調委の徹底した調査を求めた。犠牲者のイ・ジュンウ君の父親のイ・スハ氏は「私たちは国から見捨てられたといっても過言ではない。調査結果を受け入れられるようにしてもらいたい。そう信じ見守る」と話した。「朴槿恵(パク・クネ)大統領の7時間の行跡調査」を申請したパク・スヒョン君の父親、パク・ジョンデ氏は「政府・与党の妨害と調査時間が足りなかったという限界があったものの、聴聞会はセウォル号事故に対する国民の関心を集める火口の役割を果たしたと思う」と語った。

パク・テウ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015-12-16 19:40

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/722190.html訳H.J

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