腐敗・暴言・強圧な行動に対し断固とした人
二分法的な思考を持たない人
ダブルスタンダードがない人
与党セヌリ党の支持層の一部
政権交代願う全羅道にも狙い
離党2日目を迎えた15日、釜山(プサン)を訪れた安哲秀(アン・チョルス)議員は、「政権交代に向け合理的かつ改革的な保守と手を握っていく」と勢力拡張のための活動を始めた。安議員は腐敗に対し断固とした人、古い革新的思考の清算で温情主義がない人など「人材迎え入れ3原則」を提示し、人材を積極的に受け入れる意思も明らかにした。かつてユン・ヨジュン元環境部長官やイ・サンドン中央大学名誉教授らと歩調をそろえたように、保守派の人材迎え入れに、中道層はもちろん合理的思考のあるセヌリ党の支持層まで、支持層を拡大する戦略を明らかにした。
安議員は15日、釜山市議会で記者懇談会を開き、3大人材迎え入れ原則を明らかにした。アン議員は「第一に腐敗や暴言、強圧な行動に対し断固とした人、第二に二分法的思考を持っていない人、そして、古い革新的思考の清算において純血主義、閉鎖主義、温情主義、味方を大目に見るダブルスタンダードがない人が必要だ」と述べた。
安議員はこのため、保守側の人たちとも一緒にやれると明らかにした上で、こう述べた。「合理的かつ改革的な保守ではなく、守旧的な保守側に立つ人は困る。守旧保守的でない人ならどんな人とも一緒に手を握って行くつもりだ」
安議員の「合理・改革的保守迎え入れ論」は中道層ばかりか常識的保守層まで支持基盤を拡大しようとする意図があるものと思われる。安議員の側近とされるパク・ワンギュ「ともに暮らす幸せな冠岳(クァナク)」理事長は、「現実の問題を解決していく上では、理念的尺度より能力が必要だという悩みがあった」と話した。
これには朴槿恵(パク・クネ)政権とセヌリ党が“守旧行動”で突っ走るという判断の下、現与党を憂慮するセヌリ党支持層の一部も集められる計算が働いたものと見られる。「セヌリ党支持層を取り込むから私を支持して欲しい」というメッセージは、政権交代を強く願う全羅道地域の民心を狙った側面もあるようだ。安議員は17日に光州(クァンジュ)を訪問する。安議員の別の側近のイ・スボン仁川(インチョン)経済研究所長は、「キム・ジョンイン教授やイン・ミョンジン牧師など保守陣営とも対話できる人物」を挙げた。パク・ワンギュ理事長とイ・スボン所長は今年17日、国会政論館で記者会見を開いて離党を宣言し、それぞれソウル冠岳乙と仁川桂陽(ケヤン)甲から無所属で予備候補登録をする予定だ。
安議員の今後の人材迎え入れの試みが、昨年の民主党との統合当時に強調した「第3地帯」を形成するのにどれほど貢献できるかは、もう少し様子を見る必要がありそうだ。こうした面から、セヌリ党議員出身で安議員側に合流したキム・ソンシク元議員の今後の動きも注目される。
安議員は、釜山地域の記者団との昼食会で「万年野党の決心をした政党」と新政治民主連合を強く批判した。同連合が自らの離党を批判したことについて「他の人を無条件に排斥して非難すれば、政権は永遠に遠のく」と指摘した上で、「水がゆっくり暖まっているうちは気持ちいいだろうが、そのうち温度が上がり熱湯の鍋の中のカエルになってしまうのではないか」と応酬した。さらに「そのまま迎合していれば改憲阻止線は崩れてしまうだろう。難なく崩れる」と述べた。安議員は新党を結成する場合の総選挙の展望を問う質問に「あまりに先走った質問」だとし「一昨日まで私は離党するとも思っていなかった。これからが始まり」と笑って答えた。
韓国語原文入力:2015-12-15 22:10