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ソウル汎国民大会に合わせ詩の朗読会 今の状況と重なり市民に好評

登録:2015-12-06 22:42 修正:2015-12-07 01:19
静かな川は腐りゆく川 民主主義は騒々しいもの

 静かな森は燃えてしまった森だ 静かな川はダムにせき止められて腐りゆく川だ 一つの花だけが秩序整然たる大地は人工の大地だ 民主社会はいつも騒々しくぶつかりあって騒々しいもの それが持続可能な最高の効率だ

 5日、「ペク・ナムギ農民快復祈願、民主回復民生興し汎国民大会」(汎国民大会)が開かれたソウル中区のソウル広場近くのプレスセンター前では、異色の詩の朗読会が開かれ、通行人の足を引き止めた。

詩人パク・ノヘ(朴労解) //ハンギョレ新聞社

 民主主義は騒々しいもの 国のすべての権力が国民に由来するのに あなたも私も主人が一言言えば あなたも私も要求を一つでもすれば

 イェドリーム教会のキム・ソンス牧師(44)が詩人パク・ノヘの詩『民主主義は騒々しいもの」を朗読し、脇では7人が同じ節を倣って読み上げた。 彼らは恵化(ヘファ)洞の読書会「ホモブッカース」のメンバーだ。

 彼らはこの日の汎国民大会で、自分たちが今まで読んできた本の内容のうち、市民と共に共有したい言葉を手立て札に書いて持ったり、印刷物にして集会参加者に配った。 印刷物などにはパク詩人の詩をはじめ『目の見えない者の国家』、「悲痛な者のための政治学』などに含まれた字句などが書かれていた。 最も反応が良かったのは、パク・ノヘの詩だった。 この詩が書かれた印刷物を手に取ったある市民は「どんな法律家、政治家より民主主義の本質を市民によく伝えている」として「あたかも昨日書いた詩のように、今の私たちの社会が瀕した状況を極めて適切に語っていて驚いた」と話した。

ホ・スン、パク・スジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/720576.html 韓国語原文入力:2015-12-06 19:40
訳J.S(827字)

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