登録 : 2015.06.10 08:31 修正 : 2015.06.10 08:53

 搭乗業務・免税店勤務者
 無断で使用したら内勤措置にされることも

MERS拡散の恐怖が続く31日午後、仁川国際空港出国ゲートに関連案内文が出されている。ウズベキスタンに出国する医療奉仕団がマスクを使ったままゲートに入っている=仁川空港/シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社
 1日約12万人が出入国する仁川(インチョン)空港は、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウィルス防疫の最前線であり、かつ“最後方”でもある。ここで働く一部の労働者は、会社方針でマスクを着用することができない。労働者の健康権はもちろんMERS防疫にも逆行すると指摘される。

 9日、公共輸送労働組合アシアナ航空支部の説明によると、仁川空港で搭乗手続き業務につく同航空会社労働者が、7~8日の2日間マスクを使ってカウンター業務をすると、会社から「事務室勤務」の指示を受けたという。マスクを着用したのが理由だった。シン・チョルウ支部長は「2日から会社側にマスクと手袋など保護装具を支給してほしいと要求しているが、まだ支給されないでいる。一部の乗客が『なぜ職員はマスクを使わないのか』と尋ねるなど、乗客への感染憂慮を鎮めるためにもマスク着用が必要だ」と訴えた。

 これに対しアシアナ航空側は「乗客の中には職員がマスクを使うと『私にも感染させるのか』と抗議する人もいる。まだ病院内感染だけが確認された状況であり、乗客への不安感を助長するマスク着用の指針を出していないが、自発的着用までは止めていない」と釈明した。

 搭乗客との接触が頻繁な免税店職員も勝手にマスクを着用できない。仁川空港に出店する免税店の協力業者、ブルーベル・コリアの労働組合は、元請け会社の免税店企業等にマスク着用の許可を求める公文書を送ったが、免税店側は妊娠した労働者だけにマスクの着用を認めている。ある免税店関係者は「マスクを使えば笑顔で顧客に接することができず、違和感を生じさせるので一括着用指示はしていない。自律的に希望する人に限り着用している」と説明した。

 一方、仁川空港内のかなりの労働者はマスクを着用して勤務している。仁川空港公社はセキュリティー検索協力業者職員などに2日、マスク9400個を支給した。税関や出入国管理事務所職員もマスクを着用したまま仕事をしている。このため保健福祉部や国土交通部次元で、空港労働者全体に対するマスク着用指針がなければならないとの指摘もされている。

パク・テウ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-10 01:04

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/695217.html訳Y.B

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