登録 : 2015.11.19 23:00 修正 : 2015.11.20 06:26

被害者が見えなかったという警察主張も信憑性なし

全羅南道宝城から上京した農民ペク・ナムギ氏が14日夕、ソウル鍾路区の光化門で開かれた「民衆総決起大会」で警察の放水銃で倒れ仲間に運ばれている=資料写真//ハンギョレ新聞社
 14日の民衆総決起大会でペク・ナムギ氏(68)が警察の撃った放水銃を受けて重態に陥った中で、この放水車を製作した企業に勤めていた元社員が「放水銃の照準直射は殺傷行為に近い。それをの人に対して撃つことは殺そうと決意したのと同じ」と主張した。 彼はまた、警察が「当時運用していた警察官がペク氏が倒れたことを知らなかった」と発表したことに対しても「信憑性がない」と反論した。

 警察に放水車を納品したJ社に昨年まで勤めていたと明らかにしたK氏は18日夜、ハンギョレとの通話で「放水車の水圧は途方もなく高く、事実上の殺傷武器」と話した。 K氏は警察が17日にマスコミに公開した放水車の性能と製作年度をはじめ、内部構造・作動方式・各種部品の納入メーカーまでも把握していた。 また、2008年の米国産牛肉輸入反対ろうそくデモを含め各種の大型集会で使われた警察放水車の修理内訳も記憶していた。

 K氏は「メーカーが警察で使ったものと同等の性能の放水車を海外に輸出して、警察用放水車として試演したことがあったが、空のドラム缶二つを地面に置き、その上に一つを載せた状態で45メートルの距離から直射した時、ドラム缶が吹き飛んだ」として「放水車の水圧は途方もなかった」と話した。 K氏はまた「放水車の水圧は最大で15bar程度だが、消防車が使う消防ホースの水圧より強い。 消防署員はそのホースの水圧のために2人で持っても困難なほど」と話した。 警察がマスコミに放水車を公開した当時、水圧の威力に関する試演をしなかった点についても「水圧がどの程度か、警察もよく知っているはずだが、それを公開したいと思うだろうか」と述べた。

 K氏はまた、放水車のカメラの位置とモニターの位置などを正確に説明して、警察がペク氏に放水銃を発射した当時、ペク氏が倒れるのを見なかったと説明した点についても疑問を提起した。 K氏は「クレーンのブームに付いているカメラも全て回転が可能なのに、しぶきのために見られなかったというのは理解し難い」と述べた。

 K氏との通話はK氏からハンギョレに電子メールを送って行われた。 K氏は「私はこれを自分で修理したことがあるが、これは違うと思った。人に向けて照準射撃するということは、人を殺そうと決意したこと」とし「市民が放水車の威力についてよく知らないので正確に知らせる必要があると思った」と述べた。

パク・テウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-11-19 17:57
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/718145.html 訳J.S(1196字)

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