北朝鮮は19日、朴槿恵(パク・クネ)大統領がオバマ米大統領と首脳会談直後に発表した「北朝鮮に関する共同声明」と、共同記者会見の北朝鮮の核問題と北朝鮮問題に関連メッセージに対して「破局的な結果」を警告し、激しく反発した。ちょうど20日、金剛山(クムガンサン)で始まる南北離散家族の再会行事を中止するかどうかなど、具体的な対応措置については言及しなかった。北朝鮮は韓米首脳会談と関連し、国防委員会や外交部など政府機関による公式の反応はまだ示していない。
北朝鮮労働党の機関紙である労働新聞は同日、論評を出して「南朝鮮の執権者はおこがましくも『北朝鮮を核保有国として認められない』だの、『より強力な制裁』だの、『北朝鮮の“人権”問題が嘆かわしい』だの、誹謗中傷を並べた」とし「南朝鮮の執権者は、自分の言葉と行動がどのような破局的な結果をもたらすのかをはっきり知っておくべきだ」と明らかにした。また、「私たちの核武力は米国の常時的な核の脅威から国と民族を守るための民族共同の宝剣」だと主張した。論評は「朴槿恵は、北南関係の問題はおろか、世の中のことにも疎い、世間知らずの小娘に違いない」と非難するなど、非常に激しい表現を使った。また、朴大統領の訪米結果を「奇怪極まりない反共和国的な猿芝居」、「親米事大・売国行為」、「同族対決を煽る物乞い行為」と主張した。
韓国語原文入力:2015-10-19 19:56