登録 : 2015.10.03 04:19 修正 : 2015.10.03 06:55

リ・スヨン北朝鮮外相が1日、ニューヨークの国連本部総会で潘基文国連事務総長と会っている=ニューヨーク/ロイター・聯合ニュース
 リ・スヨン外相、国連で演説
 条件付だが、異例の言及
 核放棄めぐる意見の隔たりが大きく、実現可能性は疑問
 北朝鮮、党創建日前後にロケットを発射する見通し
 「平和的衛星の打ち上げは自主的権利
 核実験は米国の核の脅威に対処するため」

 北朝鮮が10日、労働党創建70周年記念日前後に、長距離ロケットを発射すると予想されている中、リ・スヨン北朝鮮外省は「平和的衛星発射を禁止する不当な仕打ちに対しては、すべて恣意的措置を通じて最後まで強硬に対応する」と明らかにした。

 リ外相は1日(現地時間)、米国二ューヨークの国連本部で開かれた第70回国連総会の基調演説で、「平和的宇宙開発は、国際法に基づいて与えられた主権国家としての自主的権利であり、核実験は米国の敵対視政策と核の脅威に対処するための恣意的措置」だとして、このように述べた。

 しかし、リ外相は人工衛星を搭載した長距離ロケット発射の可能性を依然として残しながらも、日付を特定しておらず、発射を既成事実化する断定的な表現も避けた。北朝鮮の長距離ロケット発射時期や発射するかどうかさえもかなり流動的であると解釈できる。

 これと関連し、政府も北朝鮮の長距離ロケット発射が迫っているという兆候はまだ見当たらないことを明らかにした。国防部関係者は2日、朝日新聞が 「(韓米日3カ国が)、平壌(ピョンヤン)山陰(サンウム)洞兵器工場から出発したものとみられる貨物列車が、平安北道東倉(トンチャン)里のロケット発射場に移動する動きを確認した」と報じたのに関連し、このように強調した。この関係者は、「北朝鮮内の貨物列車の移動は、(長距離ロケット発射とは関係なく)起こり得る」と付け加えた。これは、朝日新聞が報道した貨物列車の積載物がロケット機体ではないことを意味する。

 一方、リ外相は同日の国連演説で「米国が停戦協定を平和協定に変えることに同意するなら、共和国(北朝鮮)は、朝鮮半島で戦争との衝突を防止するための建設的な対話を行う用意がある」と明らかにした。リ外相は、「これは米国が決断を下さなければならない問題」だとし「米国が平和協定の締結に応じて時が来た」と強調した。

 最近、北朝鮮の長距離ロケット発射の可能性などが台頭し、朝鮮半島の緊張が高まる兆しを見せる中、リ外相が朝米間の対話を言及したのは、やや意外なことが考えられている。これまで米国政府の対話の提案にも、北朝鮮が何の反応も見せず、高作した膠着状態が続いていると説明してきたからだ。

 朝米が“対話”を取り上げ始めたからといって、すぐに大きな意味を見出すのは難しそうだ。双方の強調と期待の隔たりが大きすぎるためだ。

 ダニエル・ラッセル米国国務省東アジア太平洋担当次官補が先月22日、北朝鮮が核を放棄するなら、関連国が朝鮮半島の平和体制を提供する従来の公約に変わりはないと発表したが、焦点は「核放棄」に当てられていた。

 これに比べ、リ外相は同日、核プログラムを放棄する意思がないことを確認すると共に、先に米国が決断することを求めた。しかし、北朝鮮が長距離ロケットを発射しないまま、今月が過ぎれば、対話の雰囲気が作られる可能性はかなり残されているものと見られる。リ外相は、南北関係と関連して「今せっかく緩和の局面に入ったが、この雰囲気は依然としてまだ盤石ではない」と述べた。

ニューヨーク、東京/リ・ヨンイン、キル・ユンヒョン特派員、パク・ビョンス先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015-10-02 21:09

http://www.hani.co.kr/arti/international/america/711230.html訳H.J

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