登録 : 2015.10.19 22:20 修正 : 2015.10.20 06:46

米国の「中国傾斜論」鎮める朴大統領の発言 
中国での発言と矛盾

朴槿恵大統領が空軍1号機から降りている=城南/大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社
 朴槿恵(パク・クネ)大統領とバラク・オバマ米国大統領が首脳会談後の共同記者会見では、韓米同盟と韓中関係に質問が集中した。例えば、こうだ。「朴大統領は最近、北京で、中国とロシアの指導者と一緒に立っていた。そのような行動で米国にどのようなメッセージを伝えようとしたのか?」。「オバマ大統領に尋ねたい。韓米同盟に亀裂が生じたと心配している人たちがいるが、大統領の見解はどうなのか?」。記者だけではない。オバマ大統領も記者会見で「朴大統領が習(近平中国)国家主席に会ったら、私たち(米国)にとっては問題になるかもしれないと、一部では捉えているようだ」と紹介した。もちろん、オバマ大統領はそのような認識に同意しないと付け加えた。

 これは、米国内で韓国の「中国傾斜論」がかなり高まっていることを裏付けている。朴大統領が訪米期間中、自らの外交政策を明らかにする演説場所として、ワシントンの数多くのシンクタンクのうち戦略国際問題研究所(CSIS)を選んだのも、これを意識したためと見られる。ムン・ジョンイン延世大学教授は「CSISは、ブッシュ政権当時、朝鮮半島政策に関与したマイケル・グリーン氏やビクター・チャ氏などを中心に韓国の中国傾斜論と韓日関係悪化における韓国責任論を主導的に提起してきたところだ」と伝えた。

 元政府高官は19日、「米国は、私たち(韓国)の唯一の同盟国であり、中国は同盟国ではないため、米国側のそのような反応は予想していた」としながらも、「問題は、米中関係が新冷戦と呼ばれるほど微妙な状況で、韓国外交がどうすれば道を失うことなく、米中間でバランスをとることができるかだ」と述べた。キム・ヨンチョル仁済大学教授は「朴大統領が中国に行って言ったことと米国で言ったことが相容れず、矛盾するというのが問題」だとし「もしかしたら、両方から不信を買うかもしれない」と指摘した。「信頼外交」を掲げた朴槿恵政権が“信頼の危機”に追い込まれる可能性もあるという指摘だ。「韓国は、米国のアジア・太平洋再均衡政策の重要なパートナー」とか、「韓米同盟の奇跡の歴史を朝鮮半島全域に拡大していかなければならないとき」という朴大統領の訪米期間中の発言に対する懸念が高まるのも、そのためだ。

 元政府高官は「韓国が米中間でバランスを取るためには、韓国だけの創意的な議題が必要だ」とし「韓国が主導権を握る創意的な外交は、南北関係の改善と北朝鮮の核問題の進展を通じた外交資源の拡充なしには、現実的に不可能だ」と述べた。

イ・ジェフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-10-19 19:56

http://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/713495.html訳H.J

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