登録 : 2015.10.19 07:24 修正 : 2015.10.19 07:44

朴槿恵
朴槿恵大統領が空軍1号機から降りている=城南/大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社
(パク・クネ)大統領が米国のオバマ大統領との首脳会談を終えて18日帰国した。今回の米国訪問は朝鮮半島情勢の変化の土台を作る重要な契機として期待されたが、残念な結果だった。問題を解決する方向に進む代わりにより混乱させて雰囲気を凍てつかせただけだ。

 最大の課題だった「北朝鮮の核解決策」の準備からして難しくなった。韓米両国は首脳会談で初めて朝鮮半島問題に限定した共同声明を出しながらも朝鮮半島に対する圧迫と警告のレベルを高めた。朝鮮半島の人権問題では金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記までにらんだ「人権侵害責任糾明」等の表現で非常に強硬な方針を明らかにした。北朝鮮の核問題についても朝鮮半島が核実験をしたりロケットを発射すれば「代価を払うことになるだろう」と強く警告し、従来はなかった「非可逆的」という条件を加えて「北朝鮮の核の完全かつ検証可能で非可逆的な非核化の達成」という方針を明らかにした。このような立場はブッシュ大統領時代の米行政府の対朝鮮半島強硬派だったネオコンの常連スローガンであった。朴大統領は首脳会談前の別の場でも朝鮮半島について「先に核放棄、後から支援」の方針を明らかにした。核問題と南北関係を関連させるものであり南北関係の意味ある進展はより一層難しくなった。様々な面からすきのない「強攻一辺倒」だ。

 このような立場が問題の解決策になることは難しい。朝鮮半島は労働党の創建70周年の記念日を核実験やロケットの発射なしで過ごし、「平和的・安定的外交環境」を希望すると明らかにするなど最近態度を少し和らげている。中国も再び仲裁に出ようとする動きを見せ始めている。そのようななかで6カ国協議の再開や朝鮮半島米国直接対話など「肯定的回答」の方向でなく以前よりさらに強硬な警告と圧迫の方針を持ち出したので、反発と対立は火を見るより明らかである。朝鮮半島情勢の激動を招く「後戻り」であるに違いない。

 朴槿恵(パク・クネ)政権が外交戦略の方針により情勢をまともに管理しているのか疑わしい。朴大統領は訪米中に戦略国際問題研究所の演説で「韓米同盟の奇跡の歴史を朝鮮半島全域に拡大すべき時」と話した。中国傾斜論を払拭しようとする言葉かも知れないが危険なことこの上ない発言だ。これは韓米同盟の朝鮮半島全域拡大を通じた統一戦略と解釈でき、北朝鮮には吸収統一論であり、中国には決して容認できない戦略的挑戦と受け入られかねない。朴大統領は9月には「中国の習近平主席と朝鮮半島統一問題を協議した」としており、10月にはオバマ大統領から「中国が国際規範を破る時は韓国も反論すべきだ」という話も聞かされている。右往左往して両方ともにやきもきしているだけで難しい状況を自ら招いている状態である。心配するほかないドタバタぶりである。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015/10/18 18:28

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/713313.html訳T.W

関連記事
  • 오피니언

multimedia

  • most viewed articles
    • hotissue