登録 : 2015.10.07 02:07 修正 : 2015.10.07 15:58

初対面の女性に「父にもらったビルがある」

//ハンギョレ新聞社
 「こんにちは」「これを先にどうぞ...」

 会社員キム氏(34)は、知人の紹介で1対1の合コンに出て、荒唐無稽な経験をした。約束の場所に到着して、相手の男性に挨拶をしたら、その男性は待っていたかのように1枚の紙を差し出した。A4サイズの用紙は、自己紹介書兼履歴書兼財産目録だった。出生地と身長、体重、家族関係、出身学校、兵役、健康状態、宗教、政治性向はもちろん、所有しているアパートや車の相場や預金、積立貯金まで書かれていた。年俸は「税引き後の手取り」という親切な説明までついていた。一番下の行には、「長男だが、両親の扶養義務なし。二人とも別々の月収がある。約○○億ウォンの財産保有」と書かれていた。慌てたキム氏が、なぜこのようなものを作成してきたのか尋ねたら、その男性は「私についての参考事項になると思って書いてきた」と答えたという。

 最初の出会いから不動産や給与など公開
 相手父親の会社を事前調査することも
 配偶者を選ぶ際「経済力」が最優先
 「自分の力だけで成功できなくなった社会を反映」

 会社員チョン氏(34)も似たような経験をした。合コンで出会った男性と3回目のデートの日、その男性は、チョン氏を車に乗せて、ソウル江南区にあるビルの前で車を止めた。その男性は、「父にもらったビル」だと言って、テナント数などビルの情報を詳細に説明したという。チョン氏は、「男に自信がなく、父の財産に頼るのが嫌だったが、『こんなお金持ちには二度と出会えないかもしれない』と思ってそれからも数回合った」と話した。

 匿名希望の会社員イ氏(31)は、合コンが入ったら、相手の男性の事前調査を徹底的に行うと話した。2カ月前に父親が中小企業の社長という男性を紹介されたが、その男性に会う前に電子公示システムに入って、男性の父親の経営する中小企業の経営状態まで調べたと言う。

 結婚を控えた男女が、自分の経済力を誇示したり、相手の財産をまず探ることは今に始まったことでない。2012年にある結婚情報会社が男女6万7852人を対象にオンラインアンケート調査を行ったが、経済力、ルックス、家庭環境、性格の中で配偶者を選ぶ際に最も重要視する条件として、経済力(29%)が最も多く挙げられた。

 これについてシン・グァンヨン中央大学社会学科教授は6日、「愛も結婚もお金で解決できるという考えを持った人々が増えている。極端な拝金主義だ」と指摘した。個人の努力だけでは成功できなくなった社会構造を反映した世相という分析もある。ソウル大学社会学科のペ・ウンギョン教授は「結婚がますます財テク手段となっている。相続で得られる資産がなければ、安定した生活が不可能な社会が結婚という人格的な出会いを単純な資産の結合にしている」と述べた。ノ・ジュンギ韓神大社会学科教授は、「自分と似たような階級の結婚相手を見つけて階級を再生産しようとする風潮に見えるが、これは韓国社会の階層化現象の強固化につながる可能性がある」とした。

キム・ミヒャン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-10-06 20:04

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/711704.html訳H.J

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