登録 : 2015.09.11 00:10 修正 : 2015.09.11 17:17

 世界経済フォーラム「税制、福祉が脆弱」
 賄賂、腐敗レベル、30カ国のうち24位

 韓国が、所得の不平等を是正できる政府政策部門で、主要先進国に比べて非常に遅れているという評価を受けた。大企業と政界などが既得権を活用して不当な利益を追求する行動と腐敗も深刻なレベルであることが分かった。

主要部門における韓国の包容的成長の評価順位(資料:世界経済フォーラム)//ハンギョレ新聞社
 10日、世界経済フォーラム(WEF)が発表した「包容的成長と発展報告書2015」によると、韓国は税制と福祉政策など所得不均衡の解消のための財政政策が米国や英国、ドイツなど30カ国の先進国の中で21位にとどまった。税制と福祉政策を分けてみると、税制は15位で中間レベルだったが、福祉政策は26位で最下位圏だった。

 この報告書は、世界112カ国を、国民所得を基準に4つのグループに分けて、グループごとに経済、社会、政治など全部で7つの領域(詳細項目105個)における各国のグループ別の順位と点数を付けている。韓国は所得が最も高い先進国のグループに属しており、ここには、米国や英国、ドイツ、フランス、オーストラリアなど30カ国が含まれている。

 同報告書は、韓国の企業と政界の腐敗と準地代(レントシーキング)も非常に深刻なレベルだと評価した。準地代とは、市場の独占的地位から生まれる過剰利益を意味する。この分野で韓国は30カ国のうち24位と評価された。

 詳しく見てみると、賄賂の提供や腐敗行為に対する政府の対応レベルは24位、企業の倫理意識は27位にとどまった。一部の企業の独寡占レベルは2位だったが、このような企業に対する規制レベルは26位にとどまった。

 このほか、社会のダイナミズムの項目では29位を占め、事実上、階層移動のためのはしごが外されたと評価されており、性別賃金格差レベルは30位、非正規雇用など不安定な労働者の割合も27位と最下位圏に分類された。同報告書は、韓国の労使関係を敵対的な労使関係として労使協力項目で29位と評価すると共に、低賃金労働者の割合(23位)も非常に大きいと分析した。

 世界経済フォーラムは、毎年初めにスイスのダボスで、各国の政官財界の指導者たちが一堂に会し、世界経済の発展方案を議論する社交的な会合だ。お金持ちの集まりで、資本と企業の立場を代弁すると批判されていたが、2008年の世界金融危機以降、所得の不平等の緩和と共に、包容的な成長を前面に出して、イメージを刷新している。

世宗/キム・ギョンラク記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015-09-10 19:50

http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/708341.html 訳H.J

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