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金正恩第一書記、2年3カ月ぶりに外国代表団と接見

登録:2015-09-08 22:13 修正:2015-09-09 07:27
 北朝鮮「キューバのカネル副首相と接見」
 2013年、中国の副主席との面会以来初めて
 在任5年間でわずか5回
 「国内から外交活動を開始するという信号」
金正恩北朝鮮労働党第一書記(中央)が7日、キューバの共産党政治局委員ミゲル・マリオ・ディアス=カネル・ベルムーデス(右から2番目)など、キューバの代表団とモランボン楽団などの祝賀公演を観覧したと、労働新聞が8日報じた。一番左はファン黄兵書・軍総政治局長、左から2番目は夫人のリ・ソルチュ氏=連合ニュース

 金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党第一書記が2年3カ月ぶりに外国代表団と接見した。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、「金正恩同志が7日、キューバの共産党政治局委員であり、キューバの国家評議会第一副議長、内閣第一副首相であるミゲル・マリオ・ディアス=カネル・ベルムーデス同志を団長とするキューバ共和国国家代表団と接見した」と報じた。金第一書記が平壌を訪れた外国代表団を面談したのは、2013年7月の李源潮・中国国家副主席との会見以来初めてだ。

 金第一書記が2011年12月に最高権力者になってから公開された外国代表団との面談は、李源潮・中国国家副主席など中国(3回)とシリアからの訪問団など、合わせて4回に過ぎない。ヤン・ムジン北韓大学院大学教授は「金正恩第一書記が久しぶりにまた外国代表団に会ったことには意味がある。国内から外交活動を開始するという信号と思われる」と述べた。

 金第一書記は、接見で「朝鮮労働党創建70周年を1カ月前に控え、キューバの国家代表団を送ってくれたのは、わが軍隊と人民にとって大きな鼓舞だ」と感謝の言葉を伝え、カネル第一副議長は、「両国の人民は反帝自主の前哨線に共に立っている戦友であり、両国の親善協力関係を発展させることは、キューバ党と政府の確固不動の方針だ」と答えた。金第一書記のキューバ代表団との接見は最近、キューバが米国と国交を正常化したが、それでもキューバと北朝鮮の友好には変わりがないことを誇示するためのものと見られる。

 金第一書記は、夫人のリ・ソルチュ氏と共にカネル第一副議長などキューバの代表団と一緒にモランボン楽団と功勲国家合唱団の祝賀公演も観覧した。モランボン楽団は7月中旬以降(公式の場から)姿を消しており、「解体説」が流れたが、この日『グァンタナメラ』と『カプリ島』などを歌ってキューバ代表団の拍手を受けた。公演は黄兵書(ファン・ビョンソ)軍総政治局長、キム・ギナム、崔竜海(チェ・リョンヘ)、金養建(キム・ヤンゴン)党書記、リ・スヨン外務相、キム・ケグァン外務省第一副相なども一緒に観覧した。

パク・ビョンス先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-09-08 20:42

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/708035.html 訳H.J

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