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韓国海軍、海上自衛隊観艦式に13年ぶり艦艇派遣

登録:2015-09-07 22:57 修正:2015-09-08 06:00
来月18日に「大祚栄艦」派遣へ
韓国型駆逐艦の大祚栄艦=資料写真//ハンギョレ新聞社

 韓国海軍が13年ぶりに日本の海上自衛隊が主催する国際観艦式に艦艇を送る。

 国防部は7日に資料を出し、「韓国海軍が来月18日に日本の海上自衛隊が開催する国際観艦式に艦艇1隻を参加させる予定」とし「細部事項は韓国海軍と日本海上自衛隊間で調整中」と明らかにした。 観艦式は海軍が各種の艦艇を集めて観閲する儀式で、一種の海上軍事パレードだ。

 韓国の今回の観艦式参加は、今年5月の韓日国防長官会談合意に従ったものだ。 当時、両国の長官は韓日間国防協力を強化するという目的で韓国の今回の行事参加に合意した。 韓国が日本の開催する観艦式に海軍艦艇を送るのは、2002年以来13年ぶりだ。 日本は1998年と2008年に韓国で開かれた観艦式に艦艇を派遣したことがある。日本の横須賀港で開かれる今回の観艦式には、米国、オーストラリア、インド、フランスなども参加する。

 国防部は今回の観艦式に韓国型駆逐艦(DDHII)の大祚栄(テジョヨン)艦を送る予定だ。大祚栄艦は満載トン数5500トン、長さ149.5メートル、幅17.4メートルで、200人余りの乗務補助員が乗船し最高30ノット(時速約56キロメートル)で航行できる。ステルス設計を導入し、レーダー反射面積を80~90%減少させSM2、ハープーンミサイルで武装している。2機のヘリコプター搭載とともに化学兵器防護システムも備えている。 大祚栄艦はソマリア海域での海賊退治活動にも参加したことがある。

 海軍は今回の観艦式参加を契機に韓日捜索・救助訓練(SAREX)も実施する計画だと国防部が明らかにした。 韓日捜索・救助訓練は、海難状況を想定した訓練で1999年から隔年で実施しており今回が9回目だ。

パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/707877.html 韓国語原文入力:2015-09-07 21:34
訳J.S(917字)

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