登録 : 2015.08.25 06:36 修正 : 2015.08.25 07:16

キム・グァンジン大統領府国家安保室長が25日明け方、大統領府で南北高位級接触共同声明文を発表している=イ・ジョンヨン記者//ハンギョレ新聞社

北朝鮮は準戦時体制を解除して対話準備
多様な分野で民間交流活性化

 25日明け方に交渉が終わるまで、南北は事実上“無泊4日”となったマラソン交渉の末、北側が地雷爆発事件に対し遺憾を表明し、南側が対北拡声器放送を中断することで合意した。

 この日発表された「南北高位級接触共同合意文」2項で、北側は「最近軍事境界線の非武装地帯南側地域で発生した地雷爆発で南側軍人が負傷したことに対し遺憾を表明した」と明らかにした。4日に京畿道・坡州(パジュ)で発生した地雷爆発事故に関連し、北側は南側の要求通り全面的責任を認めて謝罪したわけではないが、“遺憾”を表明することで南北双方が折衷案を探る格好となった。

 北朝鮮のこうした態度は、金剛山(クムガンサン)観光客のパク・ワンジャさん襲撃事件(2008年7月)や延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件(2010年11月)でも示されたことがある。当時北側は、犠牲者に対する遺憾の意を明らかにしながら責任は認めなかった。このため政府では、北朝鮮の真意を疑う雰囲気もあった。今回の地雷事件で北側が同じ立場を明らかにしたのに南側が受け入れたのは、無理な要求より緊張解消を優先視した措置だったと見られる。

 その直後に続く3項で、南側は「異常事態が発生しない限り軍事境界線一帯でのすべての拡声器放送を8月25日12時から中断することにした」と明らかにした。北側の反発を受け入れ、放送再開15日ぶりに対北拡声器放送を中断することになった。2004年の時のように拡声器施設を完全撤去するのではなく、南側は2010年の天安(チョナン)艦事件後に軍事境界線地域など11カ所に設置した拡声器施設を維持する見込みだ。だが、放送再開後に北側が“原点打撃”まで主張して猛反発したことを考慮すると、南側が電撃的に北側の要求を受け入れた形だ。

 双方が真っ向から対抗した「地雷事件の責任」と「対北放送中断」で接点を求め、その他の南北関係懸案に対する幅広い合意を得たのも目につく。合意文4項で北側は、20日に前線地域に宣言した準戦時体制を解除すると明らかにした。次の段階での対話と協力のための雰囲気を作ろうというものだ。

 また、南北は合意文1項で「南北関係を改善するための当局会談をソウルまたは平壌で早い時期に開催し、今後、様々な分野の対話と交渉を進めていくことにした」と明らかにした。これに伴い、長官級会談、軍事会談など南北間対話・交渉の枠組みが復元されるか関心が集まる。また、5項には秋夕(中秋節=9月27日)の離散家族面会行事を進めるための赤十字実務接触を来月行うという内容が盛り込まれ、6項は「多様な分野での民間交流を活性化することにした」と提示した。最近「6・15」および「8・15」の民間共同行事が相次いで失敗し、南側で開かれたスポーツイベントに北側が不参加を宣言するなど梗塞局面が続いた南北の民間交流が再開するかも注目される。

キム・ウェヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-08-25 03:36

http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/705867.html?_fr=st1訳Y.B

関連記事
  • 오피니언

multimedia

  • most viewed articles
    • hotissue