登録 : 2015.08.18 09:45 修正 : 2015.08.18 13:41

 北のアジア太平洋平和委員会副委員長が明らかに
 不信と失望が重なったためか

イ・ヒホ理事長(中央)が8日、北朝鮮訪問を終え金浦空港に戻り記者会見をしている。左は共に訪朝したペク・ナクチョン・ソウル大名誉教授、右はキム・ソンジェ元文化部長官=イ・ジョンウ先任記者//ハンギョレ新聞社
 朴槿恵(パク・クネ)大統領が離散家族の名簿交換など一連の対北朝鮮対話提案を示した中で、北朝鮮が今月初め、訪朝した金大中(キム・デジュン)平和センターのイ・ヒホ理事長一行に対し、「朴槿恵政権とは南北対話をしない」という立場を明らかにしていたことが17日分かった。

 イ理事長と一緒に北朝鮮を訪問した複数の関係者の話を総合すると、一行を出迎えた北側のメン・ギョンイル・アジア太平洋平和委員会副委員長は、訪朝初日の5日、宿舎の百花園招待所で食事をしている際に、「この政府(朴槿恵政権)の間は南側と話をしない」と述べた。ある関係者は「メン副委員長がイ理事長と随行団長だったキム・ソンジェ理事(元文化部長官)の間に座って対話する時に出てきた話だった」と語り、「この政権に対する不信を表わしたもの」と雰囲気を伝えた。

 メン副委員長はイ理事長の北朝鮮訪問期間の3泊4日の日程に随行した人物で、最近、対南分野のナンバー2とされる労働党統一戦線部第1部長に昇進したとの観測が提起されたことがある。その地位を考えると、北側が事実上現政権任期中には南北対話に応じてみても進展がないという判断を固めたのではないかと分析される。

 北朝鮮の対話断絶の動きは、韓国の対話提案が相次いで拒否される最近の一連の流れでも確認できる。イ理事長が北朝鮮を訪問した5日、政府は、高位級会談開催を提案するホン・ヨンピョ統一部長官の書簡を北側に伝達すると通知したが、北側は「上部指示がなく受け取ることはできない」と一蹴した。その前後にも、韓国で開かれた各種国際体育イベントへの不参加を宣言したり、15日の朴大統領の光復節祝辞に含まれた離散家族の名簿交換および非武装地帯(DMZ)世界生態平和公園設置などの提案を拒否している。

 政府と与党の一部では「北朝鮮の内部事情上、対話準備が出来ていないためと見える」(セヌリ党シム・ユンジョ議員)と分析している。だが、対北朝鮮専門家たちの間では「ビラ散布を放置するなど、朴槿恵政権が今まで見せた態度に失望と不信が重なったため」(ヤン・ムジン北韓大学院大学教授)と評価する声が多数だ。

キム・ウェヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-08-18 01:28

http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/704882.html訳Y.B

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