金趙光秀氏と林泰勳軍人権センター所長
フェイスブックに晩餐の雰囲気・米最高裁判事の発言を伝える
同性結婚訴訟の進行状況・良心的兵役拒否問題など対話
韓国を訪問しているルース・ベーダー・ギンズバーグ米連邦最高裁判事が4日夕、性的少数者に会って「韓国は変わる。勇気を失ってはいけない」と励ました。
4日夕、ギンズバーグ判事の招請でソウル・龍山(ヨンサン)区の米軍基地内で夕食を共にした金趙光秀(キムジョ・グアンス)氏と林泰勳(イム・テフン)軍人権センター所長は5日0時頃、フェイスブックにそれぞれ写真と文を載せ、この日の晩餐の雰囲気と判事の発言を伝えた。夕食には金承煥(キム・スンファン)氏とハリス氏も参席した。
この場でギンズバーグ判事は米国で同性結婚を法制化するまでの過程を説明したという。米国で司法が性的少数者を見る視覚と米国の性的少数者の判事に関する話もしたという。参席者は夫婦である金趙光秀氏と金承煥氏の同性結婚訴訟の進行状況と、同性愛の性行為を処罰する軍刑法92条の内容、良心的兵役拒否問題、トランスジェンダー関連判決などを主題にギンズバーグ判事と話を交わした。ギンズバーグ判事は韓国大法院(最高裁)の保守化などに関する参席者の説明を聞いた後、「歴史はすでに正しい道に向かっていて、人権は時期の問題」として、韓国の性的少数者、特に青少年の性的少数者に「勝利は決まっているから勇気を失ってはならない」と語りかけたという。
ギンズバーグ判事は韓国訪問を終え、ベトナムのホーチミン市に行き、ゲイである駐ベトナム米国大使夫婦のリマインド結婚式の媒酌をする予定だ。今回が同性結婚の4回目の媒酌となる。大使夫婦はすでに同性結婚をしたが、先月27日、米連邦最高裁の同性結婚合憲の報せを記念し、改めて結婚することになり、これを祝うためだ。
米国を代表する進歩派の連邦最高裁判事である彼女は、前日に入国し、4日のヤン・スンテ大法院長との面談など、慌ただしい日程にもかかわらず予定時間の2時間を超え参席者の話に耳を傾けた。この日の出会いはギンズバーグ判事が駐韓米国大使館を通じ彼らに会いたいとの意向を明らかにして実現した。
韓国語原文入力:2015-08-05 01:29