登録 : 2015.06.06 08:35 修正 : 2015.06.06 13:05

3日深夜、大邱中部警察署前で、先に集会の申告をしようと大邱クィオ文化祝祭組織委員会関係者と保守系キリスト教団体メンバーが言い争っている=大邱/キム・イルウ記者//ハンギョレ新聞社
 性的少数者によるイベントで毎年6月開かれてきた「クィア(Queer)文化祝祭パレード」を警察が禁止した。同時刻に同じ場所で保守キリスト教団体が集会の開催を申告し、二つとも禁止することにしたという。これで15年間開かれてきたイベントは中止の危機に追い込まれた。私たち韓国社会の人権水準もしばらく後退することになる。

 警察の決定は、集会と表現の自由に対する重大な侵害だ。保守キリスト教団体の集会申告は、性的少数者のイベントを妨害するためであるのは誰が見ても明らかだ。大法院(最高裁)は「他の集会の開催を防ぐための虚偽・偽装申告が明らかな場合、後から申告された集会を禁止してはならない」と判決したことがある。その趣旨通りイベントを許可するのが当然といえるのに、警察はそうしなかった。中立を装っているが、結果的にイベントを邪魔しようとする勢力の思い通り、性的少数者のイベントを妨害したのだ。「嫌悪扇動」を認め幇助することにより、多様性を重視する民主主義を傷つけた誤りは決して小さくない。

 少数者に対する嫌悪行為はいかなる理由があっても許してはいけない。自分と違う人を、正常でない、堕落した存在などと追い込み、集団的に嫌悪して差別と暴力を加えることこそ「人類に対する犯罪」だ。ユダヤ人や同性愛者をガス室に追い詰めたナチや、世界各地で起きる人種虐殺は、道徳的純潔とか宗教などを掲げ、そうした蛮行を犯した。今一部でされる嫌悪扇動も、性的少数者をいつでも暴力の犠牲者に追い詰めてしまう危険千万な行為だ。中止させねばならない。成熟した文明社会は、少数者の人権を尊重し、差別と暴力から保護する社会を指す。嫌悪を扇動して放置するのは単なる野蛮である。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-05 18:28

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/694499.html訳Y.B

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