登録 : 2015.07.31 22:06 修正 : 2015.08.01 07:51

 米郵便局やUPSも配送中断

炭疽菌 //ハンギョレ新聞社
 在韓米軍基地に炭疽菌を配達したフェデックスが「今後炭疽菌などを配送しない」意向を明らかにした。米国連邦政府傘下の郵便局(USPS)とUPSなども標本を配送しない方針だと外信が伝えた。

 米紙USAトゥデイは29日(現地時間)、「今月17日、フェデックスの危険物質管理局責任者が疾病管理予防センター(CDC)に手紙を送り、『これ以上指定生物剤(select agent)を入れた貨物の配送を受け付けない』と通知した」と報じた。 指定生物剤とは、炭疽菌、エボラなど生物兵器として使用されたり、公衆衛生と農業に甚大な脅威を与える可能性があることから、連邦政府が厳しく使用を規制する65種類のウイルスや細菌、毒素を指す。フェデックスコリアも31日、ハンギョレの問い合わせに対し、「最近、米国防総省の炭疽菌貨物への懸念に対応するため、フェデックスは米疾病管理予防センターが指定生物剤に分類したすべての配送物の輸送を中断した」と明らかにした。

 フェデックスは今年4月26日、米ユタ州ダグウェイ米軍研究所から京畿道・平沢(ピョンテク)の烏山(オサン)空軍基地に生きている炭疽菌を配達した。フェデックスコリア関係者によると、フェデックスはこれまで在韓米軍に送る貨物を会社専用機に乗せて仁川国際空港を通じて国内に搬入してきた。 68キログラム以上の貨物は、空港で米軍が直接受け取るが、その以下のものはフェデックスコリアの従業員が直接空港から米軍基地まで届けた。

 USAトゥデイは「UPSと米連邦政府傘下郵便局でも標本配送をしない方針だ」とし「『ワールドキャリア』という民間企業一社だけ指定生物剤の配送を受け付けている」と報じだ。

 これとともに、米国内106カ所の研究所が炭疽菌の標本を、他の研究所から渡された事実も明らかになった。ダニエル・ソシーン病管理予防センター公共保健予防対応センター副センター長は28日(現地時間)、米下院動力商業委員会傘下の「見通しと調査小委員会」で報告したとロイターが報じた。これに先だつ今月23日、米国防総省は「過去10年間、ダグウェイ軍研究所から86種類の実験室に生きている炭疽菌が送られた」と明らかにした。

 チョン・チャンム公共運輸労組組織局長は「米国内企業も高リスク病原体配送の安全が確保されていないとして、配送を拒否している状況であるだけに、今後、米軍が完璧な安全性の確保や政府の許可なしに、国内にで高いリスク病原体を持ちこめないよう、韓米駐屯軍地位協定(SOFA)を改正しなければならない」と述べた。

キム・ジフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-07-31 19:20

http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/702674.html 訳H.J

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