韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)は6日、日本軍慰安婦被害者ハルモニ(お婆さん)のチェ・グムソンさん(90)が前日の夜、京畿道・龍仁(ヨンイン)にある老人療養病院で、老衰で亡くなったと発表した。今年7人の慰安婦被害者がこの世を去り、政府に登録された慰安婦被害生存者は48人となった。
1925年に平壌(ピョンヤン)で生まれたチェさんは16歳だった1941年、友人の家に行く途中に強制動員され、中国のハルビンで翌年まで慰安婦としての生活を余儀なくされた。慰安所を脱出したチェさんは、日本軍に捕まることを恐れて故郷にも帰れず黄海道で暮らしていたが、1944年ソウルに移り住んでから結婚した。 2003年に政府に慰安婦被害者の登録を行ったチェさんは、2007年から療養病院生活をしてきた。遺体安置所はソウル永登浦区シンファ病院葬儀場で、出棺は7日午前11時。
現在、政府に登録された慰安婦被害者238人のうち生存者は国内に43人、国外に5人いる。挺対協は「一人でも多くのハルモニたちが生きている間に日本政府の謝罪を受けて心の痛みを和らげるように、一日も早くこの問題を解決されなければならない」と述べた。
韓国語原文入力:2015-07-06 20:19