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MERS完治者43人...最短6日・最長22日の入院治療

登録:2015-06-21 21:48 修正:2015-06-22 06:23
 平均12日治療後、完治判定
 平沢聖母病院患者36人中23人退院
 週末に感染確定した3人中2人は医療従事者
 「病院勤務者の安全対策の強化を」
 当局「WHOと終息基準について議論
 28日間発症なければ宣言する見込み
21日午前、ソウル江東区江東慶煕大学病院でMERSに感染した疑いがある透析患者と家族が、防疫服を着た救急隊員の保護されて緊急治療室に入っている=キム・ソングァン記者//ハンギョレ新聞社

 中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの追加患者の発生が沈静化している。新たに発症した患者は、主にMERS感染患者を診療するうちに感染したことから、医療機関従事者の安全対策の強化を求める声が高まっている。一方、MERSが完治して退院する患者も徐々に増えている。

 中央MERS管理対策本部は21日、「19日にはMERS確定患者が1人も発生せず、20日に3人の患者が追加発生し、確定患者は169人に増えた」と明らかにした。対策本部は、167番目の患者(53)は、今月5日、江東慶煕大学病院の緊急治療室で76番目の患者から感染し、168番目の患者(36)は建国大学病院放射線技師で、今月6日に病院の緊急治療室で76番目の患者をエックス線撮影する過程で感染したと説明した。 169番目の患者(34)はサムスンソウル病院の医師で、今月12日に陽性反応を示した同病院の安全要員である135番目の患者を診療する過程でMERSに感染した。心筋虚血症・糖尿病などを患っていた112番目の患者(63)が20日に死亡し、MERSによる死亡者は合わせて25人になった。

 MERSを完治した人は21日現在、43人だ。感染確定の判定受けた患者の4人に1人の割合だ。 今月5日、国内で2番目にMERS確定判定を受けた患者が退院してから、最近完治者は1日6〜7人まで増えた。

 完治した患者は40代が14人で最も多く、50・60代が8人、70代が5人で、その後を続く。MERSを完治した人たちは陽性反応を出した日から平均12日間の入院治療を受けたことが分かった。症状が現れてから感染が確定するまで2〜3日はかかることを考えると、症状が始まってから完治するまでは、約15日かかったことになる。完治者の中で最も早く退院した人は、感染が確定してから6日、最も時間がかかった人は22日で退院したことが分かった。一方、MERS流行の震源地である平沢(ピョンテク)聖母病院で感染したMERS患者36人のうち23人(63.9%)が完治判定を受けて退院した。

 今月4日に感染確定の判定を受け、京畿道立医療院水原(スウィン)病院で10日間滞在してから退院したチェ氏(45・会社員)はこの日、ハンギョレとの通話で「入院している間、痛みはそれほどひどくなかった。他の患者たちは、足が捻られるようで、かなり痛かったというが、5日間高熱が出ただけだった」とし「特別な治療は受けず、処方された薬だけ飲んだ」と述べた。

 完治者たちは、ほとんどC型肝炎治療剤など抗ウイルス剤を処方され、肺炎を防ぐために抗生物質の投薬を受けた。肺炎がひどくなり、酸素と二酸化炭素を交換する肺の機能が低下した患者には、心肺機能補助装置であるエクモ(ECMO=体外式膜型人工肺)を使ったケースもあった。大韓胸部心臓血管外科学会は、これまで合わせて8人のMERS患者にECMO治療を施しており、このうち2人は回復してECMOを外したと発表した。サムスンソウル病院の医師である35番目の患者は、まだECMOで治療中であり、状態は悪化していないと伝えられた。

 MERSの完治は、発熱、咳、呼吸困難などの症状がなく、2回に亘るMERS確定検査ですべて陰性と出ると、確定の判定が下される。

 一方、チョン・ウンギョン疾病管理本部疾病予防センター長は「まだMERSの終息を論じる段階ではない」としながらも、「国内の専門家と世界保健機関(WHO)の専門家の意見を取り入れて終息基準に関する議論を始めた状態」だと明らかにした。エボラの場合、最後の患者が発生してから、潜伏期間の2倍に当たる期間に新規患者の発生がないことを持って、終息が宣言されたが、MERSにも同じ基準が適用される可能性が高い。

キム・ヤンジュン医療専門記者、水原/ホン・ヨンドク記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-21 19:53

https://www.hani.co.kr/arti/society/health/696873.html  訳H.J

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