登録 : 2015.06.19 17:54 修正 : 2015.06.20 08:14

 「職務遂行よくやっている」は29%だけ
 MERS無能で3週間に11%p下落
 大邱・慶北でも51%が否定評価
 国民は大統領のリーダーシップに懐疑
 MERSが落ち着いても回復困難の見込み

朴槿恵大統領支持率の推移。支持率最低値の29%ポイントは年末調整・増税問題が起きた今年1月第4週と2月第1週に続き3回目(資料:韓国ギャラップ毎週世論調査)//ハンギョレ新聞社

 中東呼吸器症候群(MERS)コロナウィルスの感染拡大の余波で、朴槿恵(パク・クネ)大統領の支持率が1月に年末調整問題が起きた当時と同じ20%台に落ち込んだ。また「今週が峠」という政府の公言にもかかわらず、MERSはさらに広がるという不安はむしろ増加していることが明らかになった。

 19日、韓国ギャラップが16日から18日まで全国の成人男女1000人を対象に調査した結果では、朴槿恵大統領の「職務遂行能力」について29%だけが「よくやっている」と答えた。 これは朴槿恵大統領就任以来の最低値で、年末調整や増税問題が起きた今年1月第4週と2月第1週に続き3回目だ。 朴大統領の職務遂行能力に対して「よくできていない」と答えた人は61%で先週より3%上昇し、肯定と否定の格差が32%に広がった。 朴大統領の支持率は5月最終週までは40%前後で大きく動かなかったが、MERS感染者と死亡者が増え続け3週間に11%pも暴落した。

 特に朴槿恵大統領の“固定支持層”とされてきた50代以上、大邱(テグ)・慶尚北道地域(TK)での支持率下落が明確に現れた。 否定評価が肯定評価を圧倒した中で、50台でも否定評価が49%で肯定評価(40%)を追い抜いた。 ただし60歳以上では肯定評価(60%)が否定評価(27%)より多かった。

 朴槿恵大統領の支持基盤である大邱・慶北地域は先週までは「よくやっている」(55%)という意見が「うまくできていない」(37%)という意見より多かったが、今週は肯定41%、否定51%に逆転した。 大邱・慶北地域でもMERS患者が発生して世論が背を向けたものと分析される。

 回答者は“否定的に評価する理由”として“MERS拡散対処不十分”(33%)を最も多く挙げた。 MERS対処に対する不満は今月に入り14%→27%→33%へ毎週大幅に増える傾向だ。

 MERS拡散に対する展望については「さらに広がる」という悲観論(46%)が「数日内に落ち着く」という楽観論(42%)を追い抜いた。先週は楽観論(58%)が悲観論(31%)よりはるかに多かったが、全国でMERS感染者が増え続け悲観的な展望が多くなった。

 専門家たちは、MERSが沈静局面に入っても朴大統領が以前のような支持率を回復することは難しいと展望している。 MERS拡散以後に続いている経済的打撃が大統領に対する支持撤回理由につながる可能性が高いという解釈だ。 チェ・チャンニョル龍仁大教授は「今回のMERS局面で朴大統領は市場訪問など選挙遊説式のパフォーマンス的な行動ばかり続けている」として「国民は大統領のリーダーシップに対する懐疑を抱き始めており、MERSによる経済的打撃が可視化されるほどに大統領に対する否定評価は高まるだろう」と展望した。 今回の調査は携帯電話任意ダイヤリングを通した電話調査方式で進行され、標本誤差は95%信頼水準に±3.1%、回答率は18%だ。

チェ・ヘジョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-19 19:57
http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/696764.html 訳J.S(1504字)

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