登録 : 2015.06.18 08:20 修正 : 2015.06.18 11:03

 「3人の子供の専門性を最大に生かす」
 フランスの空港で特派員に明かす
 参与連帯「裁判中なのに不適切な発言」と批判

昨年12月30日に逮捕状が発給されソウル西部地検からソウル拘置所に向かうチョ・ヒョナ前大韓航空副社長 キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社
 チョ・ヤンホ韓進(ハンジン)グループ会長が「ナッツリターン」事件を起こしたチョ・ヒョナ前大韓航空副社長の経営復帰の可能性を示唆する発言をした。チョ前副社長はオーナーである自分の娘だが、裁判が終わっていもいない状況で社会的に大きな物議をかもした人物の復帰の可能性を言及したのは不適切だと指摘される。

 パリ・エアショーに参加するためフランスのブルージェ空港を訪ねたチョ会長は16日(現地時間)、韓国の特派員に会い、ナッツリターン事件後のチョ前副社長など子供の役割に対する変化を尋ねた質問に、「無条件に(企業を)渡さない。3人にはそれぞれ専門性があるので役割と専門性を最大に生かす」と語ったと聯合ニュースが報じた。チョ会長は当初、質問に対し「ここで話すことでない。まだ終わったわけでもなく すべき話も多いから」と言葉を慎んだが、質問が続くとこう話したと報じられた。

 チョ会長はまた、チョ前副社長の捜査と裁判過程を念頭に置き「涙を流し、冷や飯を食べ、苦労もしてみて、自分がしたい分野の専門性を持って努力している」と語った。“専門性”を繰り返し言及したことから、なんらかの役割を与えるのではないかとの観測が出されている。

 チョ前副社長は米国ニューヨーク発大韓航空A380便の航空機で乗務員に暴言と暴行を加え、航空機をゲートに戻させた容疑(航空保安法違反など)で1月に拘束された。ソウル西部地方裁判所は2月、「人間の尊厳と価値、自尊感を踏みにじった事件だ。人間に対する最小限の思いやりがあったとすれば、社員を奴隷のように感じなかったとすれば、決して起きることがなかった事件」と述べ懲役1年の実刑を宣告した。しかしソウル高裁は先月の控訴審で、航空保安法上の航路変更容疑を無罪と判断し、懲役10カ月に執行猶予2年を宣告した。チョ前副社長は拘束から143日ぶりに釈放された。チョ前副社長は「自粛と反省」の意味から上告を断念したが、検察が上告し、現在は大法院(最高裁)の判決を待っている。

 チョ前副社長を告発した参与連帯のアン・ジンゴル協同事務局長は「控訴審判決文のインクも乾かぬうちに、事件当時に飛行機から強制的に降ろされたパク・チャンジン事務長など被害者の苦痛が癒えない状況でのチョ前副社長の経営復帰は適切でない。それはチョ会長一家が私たちの社会の甲乙問題(強者の弱者に対する横暴)などでもう少し深い省察をした後に出さなければならない話」と批判した。

キム・ソンファン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-17 22:21

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/696505.html訳Y.B

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