チョ・ヒョナ(41・拘束)前大韓航空副社長の控訴審初公判が1日、ソウル高裁刑事6部(裁判長キム・サンファン)で審理が行われた。
控訴審でも主要な争点は航路変更罪だった。弁護人は離陸前の状況でも航路変更罪が認められると判断した1審には「法理誤解がある」とし「航路は辞書的には空路(空の道)を意味することに疑問の余地がない。航路を解釈する際に辞書的意味を跳び越える意味の付与は罪刑法定主義に背く」と主張した。弁護人はまた、チョ前副社長が93日間の収監生活で精神的に疲弊しているとした。
検察は1審で唯一無罪が宣告された偽計業務妨害容疑も認めるよう求めた。また、チョ前副社長が1審で「(パク・チャンジン事務長などに)正当な業務指示をした」と発言したことから本当に反省しているか疑われるとした。
公判が終わる直前、チョ前副社長は「この席を借りて被害者の赦しを請いたい。善処を望む」と話した。
裁判所は20日の2回目の公判で審理を終わらせ宣告期日を定めると明らかにした。
韓国語原文入力:2015-04-01 22:43