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チョ前大韓航空前副社長、被害者の事務長らに賠償名目で2000万円供託

登録:2015-02-15 22:49 修正:2015-02-16 09:40
女性乗務員キム氏にも1億ウォンなど、合わせて2億ウォン
パク事務長などまだ供託金を受け取っていない
昨年12月30日夜に逮捕状が発給されたチョ・ヒョナ前大韓航空副社長がソウル南部拘置所に収監されるためソウル孔徳洞のソウル西部地検に向かっている。キム・ジョンヒョ記者 //ハンギョレ新聞社

 航空機強制回航事件の1審で懲役1年の実刑を宣告されたチョ・ヒョナ前大韓航空副社長(41)が公判二日前に、前副社長から暴言・暴行を受けたパク・チャンジン事務長とキム乗組員に被害賠償の名目でそれぞれ1億ウォン(約1081万円、1円=9ウォン)ずつ、2億ウォン(約2061万円)を裁判所に供託したことが確認された。控訴審の過程でパク事務長などが供託金を受け取れば、量刑算定に反映される可能性がある。

 15日、チョ前副社長の弁護を担当している法務法人ファウは「10日、二人にそれぞれ1億ウォンずつ供託した」と明らかにした。ある弁護士は、「もともと弁護団は、結審公判(2日)の直後供託しようとしたが、チョ前副社長が『まだ謝罪を受け入れてもらっていないのに、誤解されるかもしれない』と反対した。しかし、弁護団が刑事事件の供託はよくあることだと説得し、最終的に供託を行うことにした」と説明した。ソウル西部地裁は12日の宣告当時、量刑を決めた理由を説明しながら、「パク事務長に許してもらったり、合意したわけではないが、被害者のために供託した点などを参酌した」と述べた。

 パク事務長などはまだ供託金を受け取っていない。被害者が供託金を受け取らなくても、上級審ですべての容疑で無罪判決を受けなければ、通常、供託金は国庫に帰属する。

オ・スンフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015.02.15 21:04

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/678582.html?_fr=mt2  訳H.J

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