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ソウル在住外国人の94.5%「差別受けたことがある」

登録:2015-05-24 21:11 修正:2015-05-25 07:51
ソウル・城東区庁1階外国人専用窓口でフィリピン出身契約職公務員のキム・ソヨンさん(左)、ベトナム出身のレティプオンニさん(中央)、中国出身のチン・ジホンさんが外国人の相談を受け付けている=城東区庁提供//ハンギョレ新聞社

 ソウルに住む外国人ほとんどが、国籍や外観、教育水準による差別を受けたことがあるという調査結果が出された。差別を受けたことがないという回答は5.5%に過ぎなかった。

 24日、ソウル市傘下のソウル研究院の資料によると、外国人がソウルに居住しながら差別を受けた原因としては、国籍(62.2%)が最も多かった。外見(28.8%)、教育水準(18.7%)、所得水準(14.4%)、職業(12.9%)、出身地域(12.4%)などがその後を続いた。ソウル研究院が昨年10月、ソウルに住む外国人2500人を対象に調査した。同調査は差別の経験1・2位を挙げる方式で行われており、経験を受けたことがないと答えた外国人は5.5%だった。

 差別の要因として国籍を挙げた外国人は中国(70.3%)とベトナム(70%)出身が多く、外見は欧米(56%)、教育水準はベトナム(30%)出身で最も高かった。

 ソウルに住む外国人が思うソウルの暮らしの質に対する満足度は、100点満点で平均69.7点だった。住宅環境(76.0点)と都市安全(74.4点)などでは満足度が高かったが、コミュニケーション(61.7点)と経済環境(65.8点)には相対的に不満を感じているものと調査された。

 出身国別では、中国が73.4点で満足度が最も高く、日本が56.7点で最も低かった。日本人は特に都市安全(43.6点)と経済環境(53.0点)に対する満足度が低かった。

 ソウル在住外国人たちが感じるソウルの体感物価は非常に高く、出身国の物価を100とした場合、平均132.3%に達した。ヨーロッパ(100.95%)と英米(104.78%)出身はソウルの物価を自国同様と感じていることが分かった。

イ・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-05-24 19:35

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/692616.html  訳H.J

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