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セウォル号集会で警察の消火栓利用に抗議した記者が逮捕される

登録:2015-04-20 00:54 修正:2015-05-09 10:18
 消火栓から放水車に注水している現場を目撃
 「不法を告発すると不当逮捕、黙秘権行使中」
18日午後、ソウル光化門広場で警察がセウォル号遺族と市民に向けて放水銃を発射している キム・ギョンホ先任記者//ハンギョレ新聞社

 18日、セウォル号惨事1周年追慕大会を取材したイ・サンホ『告発ニュース』記者(代表)が、警察の消火栓使用に抗議したところ警察に連行された。

 インターネットメディアの告発ニュースによれば、この日追慕大会の現場を取材していたイ記者は、警察が消火栓から放水車に注水している現場を目撃し、これに対して警察に“不法”と抗議した過程で逮捕された。 これに先立ちイ記者は鍾路(チョンノ)警察署などを取材して「警察に消火栓の水を使うことを事前許可したことはない」という事実を確認し、これを自身のツイッターなどで知らせた。

 警察はこの日、追慕大会参加者に放水銃で催涙液を混合した絵液体を放ったが、警察が使った水が不法に消火栓から引かれたのではないかという疑惑を提起した。 この内容を知らせたイ記者は、夜10時11分頃にツイッターに「逮捕されました。盗んだ水を使うなと言ったところ」という文を載せ、中部警察署に連行される過程などを知らせた。

イ・サンホ記者 ツイッターより//ハンギョレ新聞社

 告発ニュースは「イ・サンホ記者は『記者として警察が不法に緊急消防水を使用する現場を正当に告発したが、これに対して警察が違法不当に逮捕したので調査には応じられない』と黙秘権を行使中」と伝えた。イ記者は現在、南大門(ナムデムン)警察署に移監されている。

チェ・ウォンヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/687441.html 韓国語原文入力:2015-04-19 20:43
訳J.S(847字)

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