セウォル号1周年追慕祭に参加した檀園高校犠牲者の母親が、警察と対峙中に倒れ肋骨が折る重傷を負った。17日、セウォル号の惨事で死亡したパク・ソンボク君の母親クォン・ナムヒ氏(44)と現場にいた人たちの話によると、クォン氏は16日、ソウル広場追慕祭が終わってから焼香所がある光化門広場に向かって行進を始めた。夜11時25分頃、曹渓寺(チョゲサ)前まで行ったクォン氏と遺族、大学生、市民などの参加者が、警察車両の壁に行く手を阻まれると、これに抗議して警察との衝突が生じた。クォン氏と遺族は「警察の盾に押されて遺族が後退する過程で、第二列に並んでいたクォン氏が路地にあった植木鉢にぶつかって倒れた」と話した。クォン氏は右側の肋骨4本が折れ、血が胸の中に溜まる重傷を負った。クォン氏が激しい痛みを訴えると、追悼祭の参加者が119に通報したが、警察車両の壁に阻まれた救急車が現場まで入って来られなかった。クォン氏は担架に乗せられ400メートル程移動したてから、やっと救急車に乗ることができた。ソウル江北サムスン病院に運ばれたクォン氏は、緊急治療を受けて17日未明に自宅近くの安山ハンド病院に移された。ハンド病院関係者は「正確なことは、医師の診断書を見てみないと分からないが、通常4週間以上の治療を受けなければならない」と説明した。
警察は事故の経緯を把握すると明らかにした。ソウル地方警察庁の関係者は「当時勤務していた警察官2人の陳述を聞いてみると、警察と対峙する過程でデモ隊が遺族を前面に出し、大学生に見える青年たちが後ろから押す過程で倒れたものと見られる。聴聞監査室で(正確な真相を)調査する予定だ。動画採証過程でクォン氏が倒れる場面は確認できなかった」とした。
韓国語原文入力:2015-04-17 19:54