登録 : 2015.01.30 22:53 修正 : 2015.02.02 04:34

大法院 //ハンギョレ新聞社
 大法院(最高裁判所)2部(主審キム・チャンソク大法院判事)は30日、英語ストレスに耐え兼ねて自ら命を絶った大手建設会社部長イ氏の遺族が勤労福祉公団を相手に提起した遺族給与訴訟の上告審で、原告敗訴を判決した原審を破棄し、原告勝訴の趣旨で事件をソウル高裁に差し戻したと明らかにした。

 イ氏は2008年7月からクウェートでプラント工事施工チーム長の業務を担当することになった。普段から英語に自信が持てず、着実に勉強はしてきたが所望のレベルには達していなかったという。クウェートの工事現場から帰ってきてからは、自分の英語力では施工チーム長が務まらないと感じていた。イ氏は英語ストレスから結局海外勤務を諦めた。家族には「英語ができず海外派遣にもいけないのに、部下たちに合せる顔がない」と苦しい心境を打ち明けた。手書きノートには、「息苦しい。英語ができないせいでクウェートにも行けない。恥ずかしい。国内でどんな仕事ができるか分からない」などと書き残した。

 ストレスがひどくなったイ氏は不眠症、体重減少、大腸炎などのいくつかの病気に悩まされた。結局2009年1月本社に復帰した最初の日、屋上で同僚と会話をしている途中建物の外に飛び降り、自ら命を絶った。

 1、2審裁判所は「イ氏が社会の平均的な人の立場から見てとても耐えられない、あるいは乗り越えられないほどの業務上のストレスと、それによるうつ病で自殺に至ったとは認められない」とし、遺族の請求を棄却した。

しかし、大法院は「この程度の問題であれば、深刻な業務上のストレスが原因でうつ病が悪化し、自殺に至ったものと推断できる余地が十分にある。しかし、原審は故人が残した手帳の記載内容をはじめ、自殺前の故人の言動などについて綿密な検討を行わないまま業務上のストレスと自殺の相関関係を否定した」と述べた。

イ・ギョンミ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015.01.30 13:44

http://www.hani.co.kr/arti/society/labor/676073.html 訳H.J

関連記事
  • 오피니언

multimedia

  • most viewed articles
    • hotissue