教育部が全国の教員に対し、セウォル号事故に関連したリボンを付けたり、昼食断食、学校前での1人デモ、共同授業などをするなと指示した。 これは全国教職員労働組合(全教組)が「集中実践週間(昼間)」(15~19日)を決め勧告した活動と重なり、事実上、全教組を狙ったものと分析される。
教育部は16日、「最近、一部団体がセウォル号特別法制定と関連して共同授業および1人デモなどを計画しており、教育の政治的中立性を傷つけ価値判断が未成熟な学生たちに偏向した見解を植え付ける恐れがある」として、こうした内容の公文書を全国17市・道教育庁に送った事実が確認された。 教育部は6月にもセウォル号関連授業を自制しろとの公文書を送っていたが、リボンつけるといった単純な追慕行為まで禁じたのは今回が初めてだ。
教育部は校内でのリボン着用を禁止した理由を「教育活動と関係がなく政治的活動と誤解を受ける素地があるため」と明らかにした。 教師たちの断食、1人デモおよびこれと関連した早退や休暇も許さないと付け加えた。 教育部は教育庁に15~19日間にセウォル号に関連した“特別授業”を行った教師と授業内容、校長承認の有無を調査して報告するように指示した。
全教組は声明を出し、「セウォル号事故と同僚を失った教師たちの追慕行為まで不穏視する教育部のあり方は、独裁時代に戻ったような非教育的な行為」と批判した。