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釜山近郊の古里原発2号基が豪雨で稼働中断

登録:2014-08-25 21:08 修正:2014-08-26 07:46
取水建屋に大量の雨水が流入
釜山機張郡長安邑にある原子力発電所古里1、2、3、4号機

 25日、釜山に襲った豪雨により釜山機張郡(キジャングン)長安邑(チャンアンウプ)にある原子力発電所古里2号機(設備容量65万kW)の稼動が中断された。

 韓国水力原子力(韓水原)はこの日午後3時43分頃、古里2号機の稼動を手動で停止したと明らかにした。 韓水原関係者は「原子炉建屋と取水建屋があるが、今日、雨水の流入は取水建屋で起きた。この建屋ではタービンを稼動する蒸気を冷却するために海水を引き込むが、過度な雨水流入のため取水ポンプが自動停止し、設備の安全のために原子力発電所の稼動を手動で停止した」と説明した。豪雨のため原発が停止したのは今回が初めてだと韓水原側は伝えた。

 この関係者は「放射能物質がある原子炉建屋とは別の建物で起きたことで、安全には異常がなく予備電力が充分あるため電力供給にも問題がない」と話した。

 韓水原は取水建屋に過度に雨水が流入した経緯などを調査した後、安全点検を実施する予定だ。 韓水原は原子力安全委員会の承認を経て古里2号機を再稼働する予定だ。 原子力発電所は一度稼動が中断されれば、原子力安全委員会の承認を受けなければ再稼働できない。古里2号機は1983年7月に商業運転を始めた加圧軽水炉型だ。

キム・ジョンピル記者 fermata@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/652740.html 韓国語原文入力:2014/08/25 20:56
訳J.S(692字)

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