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古里(コリ)原発4号機 また稼動中断…10日間で2回目

登録:2013-04-15 20:45 修正:2013-04-16 09:55
不良点検疑惑 拡散 住民不安
韓国水力原子力「安全に大きな支障はない」
釜山(プサン)機張郡(キジャングン)の古里原子力発電所

 今月初め、定期安全点検を終えて再稼動した釜山(プサン)機張郡(キジャングン)の古里原子力発電所4号機が10日間に2度も機器異常で稼動を止め、市民の不安が高まっている。

 韓国水力原子力 (韓水原)の古里原子力本部は14日午前9時22分、古里原発4号機の発電を再び中断したと明らかにした。 去る10日未明に発電を再開して12日明け方に出力を100%まで上げようとしたが11日午後3時49分頃、蒸気発生器で異常信号が感知されて発電を停止したとのことだ。

 韓水原は1月30日から63日間、検査員50人余りを投じて定期安全点検を終え、去る3日に発電を再開したが翌日の4日午後に主変圧器を保護するリレーが作動して突然発電が停止した。 韓水原は10日未明に発電を再開した。 韓水原関係者は「安全に大きな支障はないが、原因診断のために発電を手動で停止した」と話した。

 古里原子力発電所4号機は2ヶ月余りの定期安全点検を終えて再稼働に入った後、10日間に2度も機器異常で稼動を中断したという点で不良点検疑惑が拡散している。 4日に定期安全点検後一回目の故障が起こり、さらに6日後に再稼働を始めたが僅か一日で機器異常により稼動が中断されたためだ。

 ソ・トドク反核釜山市民対策委員会執行委員は「2ヶ月余りかけて精密安全検討をした後にも相次いで原発稼動を中止するのは、安全点検が不十分だったか、あるいは原発自体に欠陥があるということを意味する。 政府は国民の安全を優先に考えて閉鎖すべきだ」と話した。 古里4号機は95万kW級の加圧軽水炉型原子力発電所で、1986年4月に商業運転を始めた。 設計寿命は40年(2025年)だが稼動27年目になるこの14日、故障で41回目の稼動中断がなされた。

釜山/キム・グァンス記者 kskim@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/582796.html 韓国語原文入力:2013/04/15 08:39
訳A.K(925字)

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