<韓国放送>(KBS)理事会は9日、キル・ファンヨン社長の後任にチョ・テヒョン(61)前KBSメディア社長を新社長候補に選んだ。
韓国放送理事会はこの日、ソウル汝矣島(ヨイド)の韓国放送本館で会議を開き、社長公募に参加したコ・デヨン前韓国放送報道本部長、ホン・ソンギュ前放送審議委員会副委員長、リュ・ヒョンスン現副社長など6人に面接した後、チョ前KBSメディア社長を最終候補に選出した。
理事会はこの日、面接審査を終えた後に直ちに投票に入り、1次投票でチョ前社長は6票、ホン前副委員長は5票を得た。 理事会は10日に朴槿恵(パク・クネ)大統領にチョ候補の社長任命推薦案を提出する予定だ。 新任社長は先月5日に解任されたキル・ファンヨン前社長の残った任期である来年11月23日まで社長職を遂行することになる。
チョ・テヒョン新任社長候補は、京畿(キョンギ)出身で龍山(ヨンサン)高校と高麗(コリョ)大史学科を卒業した。1978年に韓国放送公開採用5期ディレクター職で入社し、東京特派員、教養局長、TV製作本部長、副社長を経てKBSメディア社長を務めた。 これに先立って2日に開かれた理事会で面接審査対象者を選ぶ際にもチョ・テヒョン候補が1位、ホン・ソンギュ候補が2位を記録した経緯がある。
一方、全国言論労働組合韓国放送本部(新労組)が、社長候補最終面接審査を控えて組合員1008人を対象に‘新社長として最も非適格な人は誰か’を問う調査で、チョ前社長は組合員の19.0%が非適格者と印をつけた。 KBSの放送公正性・公共映像性を傷つけた‘MB特別補佐官出身’のキム・インギュ前社長当時に副社長を歴任し、社長の要求を忠実に受け入れたという理由からだ。 労組調査でコ・デヨン前本部長(83.6%)が1位を、ホン・ソンギュ前放送通信委員会副委員長(60.7%)が2位を記録した。 チョ前社長は4位であった。
キム・ヒョシル、イ・ジョングク記者 trans@hani.co.kr