2012年大統領選挙以後、初めて30%台
5月第1週 5%以上急落
セヌリ党の支持率が2012年大統領選挙以後、初めて30%台に下がったという世論調査結果が出た。
世論調査専門機関<リアルメーター>が12日に発表した5月第1週週間集計結果を見れば、セヌリ党の支持率は38.1%で、先週と比べ5.4%急落した。 <リアルメーター>による調査でセヌリ党が30%台の支持率になったことは去る2012年10月第2週(38.7%)以来、1年7ヶ月ぶりだ。
与党の支持率が一週間で5%以上急落したのは、セウォル号惨事について執権与党の責任を問い詰める世論が反映されたものと見られる。 加えてセヌリ党所属のチョン・モンジュン ソウル市長候補の息子の「国民感情自体が非常に未開だ」という発言をはじめ「セウォル号惨事は大きな不幸だが、国民意識再整備の機会になるならば必ずしも不幸なことばかりではない…良い勉強の機会になる」(ソン・ヨンソン セヌリ党前議員),「セウォル号犠牲者追慕ろうそく集会参加者らは日当6万ウォンで動員された」(チョン・ミホン セヌリ党ソウル市長予備候補),「(セウォル号惨事と関連して)北朝鮮の指令に操られる左派を抜本的に根絶しなければならない」(ハン・ギホ セヌリ党最高委員)等の卑劣暴言が相次ぎ、党支持率を3週連続で引き下ろしている。
また、セウォル号遺族をはじめとする被害者家族たちが、大統領府に抗議訪問する過程で政府が見せた態度と韓国放送受信料引き上げ案上程の便りなども、与党支持率に影響を与えたものと見られる。 支持率が上がらなかった新政治民主連合は、先週と比べて1.7%上昇した25.6%の支持率を記録した。 両党の格差も12.5%まで大幅に狭まった。 正義党は2.1%、統合進歩党は1.8%の支持率を記録し、無党派は31.1%と集計された。
就任63週を迎えて朴槿恵(パク・クネ)大統領の支持率は51.8%を記録し、去る大統領選挙の得票率水準(51.6%)まで下がった。 与党と同様に3週連続で支持率が下がったが、下落幅が1.1%でセヌリ党ほどには大きな打撃を受けることはなかった。 ‘大統領が国政遂行を間違っている’という否定的評価も1.5%上昇して41.2%を記録した。 去る1月第2週以後、17週ぶりに40%台に上がった。
今回の集計は2014年5月7日からの3日間、全国19才以上の有権者1506人を対象に電話面接と自動応答電話方式で携帯電話と固定電話を併行したRDD方式で調査された。 標本誤差は95%信頼水準で±2.5%、通話試図1万6305人の内、最終応答1506人が答えて応答率は9.2%であった。
ホン・ソクチェ記者 forchis@hani.co.kr