政府が‘あなたのための行進曲’の5・18記念曲指定を要求する国会決議を握りつぶし、記念式での斉唱まで拒否したことに伴い、五月団体と市民団体が国家報勲処主管の5・18記念式に参加しないことを決めるなど荒々しく反発した。
‘5・18民衆抗争34周年記念行事委員会’は8日、光州市(クァンジュシ)西区(ソグ)治平洞(チピョンドン)の5・18行事委員会事務室で記者会見を行い「5月3団体と5・18記念財団、光州・全南(チョンナム)市民社会団体は18日に開かれる記念式に公式に参加しないことにし、国民要請文を発表して不参加を誘導する」と明らかにした。 昨年6月、与野党の国会議員162人が‘あなたのための行進曲’を公式記念曲に指定することを促す決議案を国会本会議で通過させたにもかかわらず、政府がこれを無視していることに対して抗議するためだ。
行事委は今年の5・18記念行事に配分された予算1億2000万ウォン余を返却し、5・18の象徴的な行事である前夜祭と多くの野外行事も取り消すことにした。 行事委は「2008年まで公式式次に含まれ斉唱されてきた先例に従うことを要求する」と明らかにした。 オ・ジェイル 5・18記念財団理事長は「国家報勲処は4月30日までに5・18記念曲指定および斉唱に対する意見を出して欲しいという五月団体の要求に対して何の返事もしないなど誠意を見せなかった」と話した。
国家報勲処は‘あなたのための行進曲’を行事に参加したすべての人が唱う斉唱ではなく、合唱団が唱う方式に固執している。 国家報勲処関係者は「5・18記念式式次に‘あなたのための行進曲’を合唱曲に入れ、知っている人は唱い、知らない人は唱わなくてもかまわないようにしようと考える」と明らかにした。
五月団体らは、国家報勲処が‘あなたのための行進曲’の斉唱まで拒否するのは、5・18の歴史を否定するものと見ている。 1982年に作られたこの歌は、5月真相究明闘争と民主化デモ現場で歌われて韓国の民主主義運動を象徴する歌になった。
これに対して国家報勲処は、政府記念日には記念日と同じ題名の歌だけを歌うことができるという‘儀式便覧’規定を挙げ、斉唱は許容できないという立場を守っている。国家報勲処側は「政府指針に3.1節など5大祝日には記念曲斉唱を明示しているものの、光州民主化運動と3・15義挙など46の政府記念日の際には‘3・15義挙の歌’のように記念日と同じ題名の歌だけを歌えるように定めている」と明らかにした。
光州/チョン・デハ記者 daeha@hani.co.kr