CBSインタビューでセウォル号関連 返答
選管委、不法電話選挙運動を調査
セヌリ党のソウル市長党内競選候補であるキム・ファンシク(写真)元総理が7日、セウォル号惨事と関連して「規制緩和と安全とは直接的な関係はない」と話し、論議が起きている。
李明博政府で総理を歴任したキム元総理はこの日、<CBS> ‘キム・ヒョンジョンのニュースショー’に出演し、‘李明博政府時になされた船舶寿命制限延長などの規制緩和がセウォル号惨事の原因の一つではないか’という質問にこのように答えて「規制を緩和しても色々な保安装置によって脅威がない場合に限り規制を緩和できるとしただけ」と話した。 キム元総理はまた‘今回の事故の主な原因は、船舶寿命を(李明博政府で) 20年から30年に増やしたことではないか’という度重なる問いに「船の使用年数が増えれば事故の可能性は増えることがありうる」としつつも「‘船の使用年数が増えたというそれ自体で事故が発生した’、このように見ることはできないだろう」と答えた。
キム元総理はまた、朴槿恵(パク・クネ)大統領の出馬勧誘論議についても、「朴大統領が(直接)言及したことはない」として「セヌリ党ファン・ウヨ代表を含め出馬を薦めた。 ‘朴大統領の意向も指導部の意と違わない’と話したまで」と釈明した。 キム元総理は「そのような話(勧誘)がなければ、どうして総理まで務めた人が(ソウル市長競選に)出て来るか」と付け加えた。
キム元総理は問題になっている不法電話選挙運動に関しては「一部ミスを犯した部分があるようだ。 責任を負うことあれば責任を負う」と話した。 これと関連してソウル市選挙管理委員会関係者は「現在調査中」としながら「組織的活動であることが明らかになれば選管委が告発することもありうる。 ただし調査結果が競選日(5月12日)以前に出てくるかは疑問」と話した。
ソ・ボミ記者 spring@hani.co.kr