11日、国防部と国家情報院を中心にした中央合同調査団は、中間調査結果 "坡州(パジュ)と仁川市(インチョンシ)ペクリョン島、江原道(カンウォンド)三陟(サムチョク)で発見された3台の小型無人機は、北朝鮮の仕業であることが確実視される情況根拠が多数識別された」と発表した。 しかしキム・オジュン氏は放送で「今回墜落した無人機は軍事飛行機ではなく無線操縦の飛行機によく見られる形に近い。重さがせいぜい12kgの無人機が5kgを越えるガソリンを搭載し3時間飛行したというが、知られている技術ではそれは不可能であるのみならず、発見された機体には煤煙も潤滑油も付着していなかった。 無人機、果たして飛ぶことは飛んだのだろうか?」と尋ねた。 キム氏は‘北朝鮮無人機とは断定し難い4つの理由’として、第一に 「無人機に貼られているラベルの書体がアレア ハングル プログラムのハンコムBatang体と完全に一致する」という疑惑を提起した。 坡州に墜落した無人機は、バッテリー裏面に漢字で書かれたラベルが貼られており、一部言論ではこれを根拠に中国から輸入した軍需品の一種だと推測してきたが、これもハンコムBatang体の漢字書体と全く同じだということだ。 特に「北朝鮮ではアルファベットの一連番号を使わず、ハングル子音を用いてきたが、無人機のラベルはこれも北朝鮮式表記とは異なる」という反論を出した。
この日の放送の主題は「北はすでに4種類の発展した無人機を保有しているのに、あえて飛ぶのが難しい無人機を利用して情報を収集しようとし、その情報も航空写真とは言えない水準の写真だったということはつじつまが合わない」ということだ。 パネルとして出てきたハンギョレのキム・ボヒョプ記者とキム・ボグン ハンギョレ平和研究所長らは 「無人機墜落事件を巡って政府と一部言論が核弾頭搭載説にまで話を膨らませ典型的な安保政局を作ろうとしている」と憂慮を示した。
‘キム・オジュンのKFC’放送に出演したチョン・チョンレ新政治民主連合議員も11日午前に開かれた国会外交統一委員会全体会議で「北朝鮮の無人機ではない可能性が高い」と加勢した。 チョン議員は「(無人機は)北朝鮮から飛んできたものではない可能性が非常に高い」として「北朝鮮無人機だとして騒動を行ったことに対して、いつか誰かが当然な責任を負わなければならない日が来るかも知れない」と主張した。
放送がなされた後‘キム・オジュンのKFC’と‘無人機とおもちゃ’等は、主なポータルサイト リアルタイム検索語1位に上がり、オンライン空間で話題になっている。 あるネチズンは "合理的疑い…これがあきれるもので、苦々しい現在を生きる私たちの気を晴れさせた"(si******)という感想を残し、ある視聴者(su*****)は放送掲示板に "‘公共の安寧’を守らなければならない公安検察や国家情報院のような公安組織が反対に自分たちの立場を強化するために国民に‘恐怖感’を与えるために‘証拠ねつ造’もはばからなかった" として、無人機関連報道に対する市民の不信を表わした。
オンライン ニュースチーム