小型無人機 中間調査結果 発表
無人機チップ モデル番号 故意削除など
‘北朝鮮製’情況根拠は出したが
直接的な証拠は提示できず
三星(サムスン)製品など6ヶ国の部品を使用
2000年代初期の南側技術水準
"大統領府写真 計5枚 伝送はできず"
京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)などで墜落しているのが発見された小型無人機から近距離用送信機チップのメーカーの名前とモデル番号が消されていることが調査の結果わかった。 北朝鮮が該当周波数帯域を隠すために意図的に消したものと軍当局は見ている。
国防部は11日、坡州とペクリョン島、三陟(サムチョク)で発見された3台の小型無人機に対する中央合同調査団の中間調査の結果 「北朝鮮の仕業であることが確実視される情況根拠が多数識別された」と明らかにした。 国防部はその根拠として、送信機チップのモデル番号削除の他に△無人機の飛行ルートが軍事施設密集地域であり△形態諸元などが国内で使われておらず△航続距離が180~300kmであり、中国や日本など周辺国からは飛来が困難で△無人機から採取された指紋6点が国内で登録されていない指紋だという点を上げた。
しかし直接証拠は提示できなかった。今回の調査を担当したキム・ジョンソン国防科学研究所無人機システム開発団長は 「飛行ルートを命令するデータが入力されたメモリーを分析しなければならない。 2週間から1ヶ月程度の時間がさらに必要だ」と話した。
これらの無人機には韓国、アメリカ、日本、中国、チェコ、スイスなど6か国の部品が使われていることが確認された。 韓国企業の製品としては、三星電子の4M DRAMと‘ハイテクRCD’のサーボモーターが使われていた。 軍当局者は「無人機に装着されたエンジンや人工衛星位置情報(GPS)受信機、ジャイロセンサー、カメラなどは概して市中で難なく手に入れられるものなど」と話した。
これらの無人機が撮った写真には大統領府の写真も5枚含まれていたことが分かった。 しかし調査チームは、これらの撮影写真が北朝鮮に伝送されはしなかったと明らかにした。 ある関係者は「無人機に低出力アナログ映像送信機が装着されているが、これは無人機を飛ばした後に機能が正常稼動しているかを確認するために映像を地上に送る装置であり、送信距離は数km以内」と話した。
調査チームは今回の無人機の技術水準が、南側の2000年代初期水準と評価した。 キム・ジョンソン団長は「国内の大学院生が2008年に小型無人機を作り、慶北(キョンブク)蔚珍(ウルチン)から独島(ドクト)まで往復運航した事例がある」と話した。 しかし、ペクリョン島の無人機が坡州・三陟の無人機より技術的に進んでいると評価された。 キム団長は「中央制御装置(CPU)等の部品がより新型であり、飛行姿勢制御にもジャイロセンサーとともに技術的に改善された加速度が使われており、さらに精密な制御が可能と見える」と話した。
カメラの撮影時間を分析した結果、坡州の無人機は先月24日午前10時3分に坡州市庁周辺で撮影を始めた。 東南側へ飛行した無人機は、10時16分にソウル市庁上空に到着した後にUターンして北西側に戻り、10時28分頃に最後の写真を撮って2分ほど後に坡州の山に墜落したと分析された。ペクリョン島の無人機は、先月31日午後2時2分から小青島(ソチョンド)、大青島(テチョンド)を順にS字形に飛行して、4時頃にペクリョン島で墜落した。
坡州・三陟の無人機にはメチルアルコールと潤滑油を混合した燃料を使う2サイクル グローエンジンが、ペクリョン島の無人機にはガソリンを使う4サイクル エンジンが搭載されていた。 グローエンジンは煤煙が多いが、坡州・三陟の無人機は比較的きれいだという疑問に対して、調査チームは「最近はグロー燃料も改良されて煤煙が減ったという。 成分分析結果が出ればはっきりするだろう」と話した。
パク・ビョンス先任記者 suh@hani.co.kr