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[単独]‘チェ・ドンウク裏調査捜査’核心検事 また業務排除

登録:2014-04-03 20:19 修正:2014-04-04 07:14
主任検事に続き、核心検事も最高検察庁研究官に復帰
‘捜査成果なしで幕引き手順’の疑い
検察 "役割終わり原職復帰" 主張
モニュメントに映った最高検察庁 大統領府がチェ・ドンウク検察総長の辞表を受理したことにより、後任検察総長人選のために近い将来 検察総長候補推薦委員会を構成することになった。 写真はチェ総長離任式を翌日に控えた29日午後ソウル瑞草洞(ソチョドン)の最高検察庁庁舎前に立っている彫刻‘立っている目’に映った最高検察庁の姿. キム・ジョンヒョ記者 hyopd@hani.co.kr

 チェ・ドンウク(55)前検察総長の婚外子の疑いを受けている児童の個人情報が不法流出した事件を捜査してきたホ・ジョン(41・司法研修院31期)最高検察庁研究官が捜査チームから外されたことが2日確認された。 2月にはこの事件の主任検事であったオ・ヒョンチョル(46・29期)部長検事が捜査チームから外れた経緯がある。

 検察関係者たちの話を総合すれば、ホ検事は最近ソウル中央地検刑事3部(部長チョ・キリョン)捜査チームから外れ、最高検察庁研究官に復帰した。 これに先立ってキム・ジンテ検察総長は、昨年12月の就任直後に迅速な捜査意志を明らかにし、捜査チームにホ検事を送った。 特捜部出身のホ検事は捜査を主導し、オ部長検事が外れた以後はイ・ヒチャン(38・35期)検事と二人きりで捜査を継続してきた。

 ホ検事が排除され、捜査が特別な成果なしに急いで終えられるのではないかという展望が頭をもたげている。 捜査チームは昨年6月、大統領府が多くの秘書官室を稼動させ、不法・便法でチェ前総長の婚外子の疑いを受けているチェ・某(12)君の情報収集に動いた事実を把握していながら大統領府の人々に対しては全く調査できずにいる。 検察は大統領府側の人々を処罰しないことに方針を固めたと言う。

 検察関係者は「ホ検事がすべき役割は終わった。 今後は召還調査などが始まり、働き手が必要ならば再び捜査チームを支援することもできる」と説明した。 検察はホ検事の空席にパク・ポンヒ刑事3部副部長を投じる計画だ。

 反面、チェ君の母親であるイム・某氏の金品授受疑惑と家政婦脅迫疑惑を捜査するソウル中央地検刑事6部(部長ソ・ポンギュ)の捜査は速度を上げている。 検察はチェ前総長の高校同窓であるイ・某(56)氏が横領した三星(サムスン)グループ系列会社資金の中から2億ウォンがチェ君の口座に入金されたという疑惑も本格調査するなど、チェ前総長側に対して全方向的捜査を行っている。

 一方、国家情報院がチェ君の学校生活記録簿を問い合わせるためにソウル江南(カンナム)教育支援庁に‘科学者である父親に対する褒賞を行うため’と言い繕った情況も明らかになった。 国家情報院情報官ソン・某氏は当初知らされた昨年6月10日より三日後に江南教育支援庁に電話をかけ 「子供の父親が良く知られていない科学者だが、大きな功績を残したので表彰しなければならない」として、学校生活記録簿の確認を要求したと伝えられた。 ソン氏は同月10日と11日に江南教育支援庁長に "要請する" という携帯メールを送り、生活記録簿の閲覧を督促したが、江南教育支援庁長が「特別な理由がない限り確認することはできない」として、拒絶の意思を明らかにした携帯メールを検察が復元したことが分かった。

キム・ウォンチョル、ソ・ヨンジ記者 wonchul@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/631071.html 韓国語原文入力:2014/04/03 09:06
訳J.S(1390字)

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