パク・ウォンスン ソウル市長がキム・ファンシク セヌリ党ソウル市長予備候補の "実定法に違反した人物" という発言に対して "市民運動家は時には問題がある実定法を指摘することもありうる" と話した。
パク市長は2日午前、<文化放送>ラジオ‘シン・ドンホの視線集中’に出演して‘2000年の推薦反対・落選運動が翌年最高裁で違法判決を受けたが’という司会者の質問に対して 「その時も政治が腐敗し堕落しており(推薦反対・落選運動が)全国民の支持を受け、途方もない破壊的な効果があった」と評価した後 「人権差別撤廃運動をしたマーチン・ルター・キング牧師は今アメリカで最も尊敬を受ける人物になった」と話した。 パク市長は続けて「もちろん私は今は行政家としてソウル市長なので、市民が悪いと考える制度は直し続けている。 事実、政界がそんなこと(問題がある実定法)を変えなければならない」と話した。
パク市長はキム・ファンシク予備候補を狙って「キム前総理は私とは全く違う人生を送ってきた。 最高裁判事をされ、監査院長を務め、国務総理になり、いつも高い席にいらっしゃったではないか」として「ところが私は底辺で本当に市民の人生を取りまとめ、新しい未来を建設してきた。 それでアジアのノーベル平和賞と言われるマグサイサイ賞も受けた」と語った。
最近セヌリ党ソウル市長予備候補らの支持率が上昇し、パク市長との格差が減っていることに対しては「世論調査はいつも変動を繰り返すもので、(新政治民主連合はソウル市長)競選がないため言論の関心が少し減るかもしれない」として「個々の政治状況や選挙状況に一喜一憂することなく、右往左往せずにただソウル市民だけを見つめて、私の任期を終える日まで最善を尽くす」と話した。
彼は龍山(ヨンサン)再開発と関連して「私たちの社会、特にソウルは過ぎ去った過去の時代に行ってきた方式、例えば開発万能主義や土建で何かを作ってみる、また時代錯誤的な問答無用開発公約で市民の歓心を買ってみる、このような時代はもう終わった」として「地域住民の暮らしと環境、また文化と歴史などを考慮した住民適合型の開発、地域適合型の開発が必要だ」と話した。
一方、パク市長は司会者であるシン・ドンホ アナウンサーの質問に「そのようなインタビュー質問をするなら、もう少し研究されてからした方が良いだろう」、「私がすでにすべて説明を差し上げたことのではないか」として神経戦を行い、緊張感が漂いもした。
キム・ドンフン記者 cano@hani.co.kr