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シャープ前駐韓米軍司令官 「戦時作戦統制権、予定通り来年12月切り替えるべき」

登録:2014-01-08 22:46 修正:2014-09-05 09:37
ウォルター シャープ前駐韓米軍司令官

 韓-米当局が延期論側に糸口をつかんだ戦時作戦統制権(OPCON・以下 戦作権)転換問題に対して、ウォルター シャープ前駐韓米軍司令官が "来年12月予定通り韓国軍に渡さなければならない" と指摘した。

 シャープ前司令官は最近ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)に寄稿した文でこのように主張し、 "ただし戦作権転換以後に現行韓-米連合司令部(CFC・以下 連合司令部)のような構造で韓国軍が指揮責任を務める高位級指揮体系(CFC-ROK)を構成する必要がある" と提案した。

 シャープ前司令官は "戦作権転換時点を無期限または、韓国軍が能力を備える時まで延期しなければならないという主張が出ているのは、戦作権転換以後に米国が韓国防御に消極的に変わるだろうという憂慮のため" とし "戦時における米国の韓国軍支援は、戦作権を誰が行使するかの問題でなく、韓-米相互防衛条約にともなう当然の措置" と指摘した。 彼は "北韓が核兵器を放棄するまで戦作権を切り替えてはならないという主張は、完全に統一される時まで先送りしようという話と同じこと" として "政権が変わる場合を除いて、北韓が核兵器を放棄する可能性は全くないと見る" と話した。 彼は引き続き "国家の最優先課題は自国民の保護であり、世界12位の経済大国であり卓越した軍事力を確保している韓国はそれ相応の能力を備えている。" と強調した。

 戦作権転換以後の指揮体系と関連してシャープ前司令官は "現行の連合司令部体制は維持しなければならない。 韓国軍4星将軍が司令官を務め、米軍の4星将軍が副司令官を務める形で一種の高位級指揮体系(連合戦闘司令部)を構成して、戦時・平時作戦権を行使するようにしなければならない" と提案した。

 戦作権転換にともなう駐韓米軍縮小の可能性については "米国は戦作権転換以後にも一定期間は駐韓米軍兵力を最小2万8500人水準で維持するつもりだという点を再確認しなければならない" として "特に駐留兵力の中で4千人程度は長期(3年)服務するようにして、駐韓米軍駐留の連続性を象徴的に示す必要がある" と付け加えた。

 これに先立って、キム・クァンジン国防長官とチャック ヘーゲル米国防長官は昨年10月、第45次韓-米安保協議会(SCM)で戦作権再延期問題を扱う共同実務団の構成に合意した。 最終結論は今年前半期中に出すことにした。 チョン・インファン記者 inhwan@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/618941.html 韓国語原文入力:2014/01/08 20:03
訳J.S(1178字)

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