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100円当り1000ウォン線 崩壊 迫る…輸出企業‘ハラハラ’

登録:2013-12-30 20:37 修正:2013-12-31 07:14
5年4ヶ月ぶり最低水準
昨日1001.9ウォン…1年で19%↓
"追加的円劣勢が続けば
経済全体に否定的影響"

 100円当り韓国ウォンの交換比率を表すウォン-円為替レートが、5年4ヶ月ぶりに1000ウォン線崩壊を目前にしている。 日本企業と競争関係にある韓国輸出企業の採算性に悪影響が出るものと見られる。

 30日、韓国銀行は経済統計システムを通じてウォン-円為替レートを1001.9ウォンと告示した。韓国ウォンと日本円を取引する市場は別になく、韓国銀行のウォン-ドル為替レートと円-ドル為替レートを組み合わせて算出した裁定為替レートを告示している。 今年初めに1236.05ウォンだったウォン-円為替レートは30日までに19%下落した。

 ウォン-円為替レートは2008年8月29日(987.9ウォン)以来、一度も1000ウォン以下に下がったことがない。 リーマンブラザース事態の後である2009年3月には最高1620ウォン台まで急騰した。

 日本の製造業者は円安のために採算性が非常に良くなっている。 <産経新聞>は日本の製造業者を代表するトヨタ自動車が来年3月で終わる会計年度に2兆4000億円の連結営業利益を出し、2008年の2兆2703億円を越える6年ぶりの最高営業利益を記録するだろうと30日報道した。

 反面、日本の企業等と競争関係にある韓国の電子・自動車業界は、ウォン-円為替レートの下落に神経を尖らせている。 キム・チョング現代経済研究院先任研究員は「国内企業らが営業利益などで悪影響を受ければ、国内証券市場の変動性が高まるなど金融市場の不安要因として作用しかねない」と展望した。 現代起亜のある関係者は「直ちに経営実績に大きな打撃を与えはしないだろう」としながらも「海外市場でブランド認知度の向上と適正価格収受等を通して競争に出る方針」と話した。

 今年に入って対日輸出額の減少傾向が続いており、当局も円安の流れを鋭意注視している。 今年に入って10月までの対日輸出累積額は、鉄鋼製品が昨年同期に比べて24.6%、携帯電話が22.2%、半導体が14.8%それぞれ減少した。 企画財政部関係者は「ウォン-円為替レートが急激に下落していることに対して憂慮している」として「だが、日本がアベノミクスを継続推進できるかという疑問が国際金融市場に潜在している」と診断した。

 ただし現在水準のウォン-円為替レートならば、経済全般に大きな悪影響はないという展望が多い。 産業研究院(KIET)のカン・ドゥヨン動向分析室長は「追加的な円劣勢が続けば全体的に否定的影響を及ぼすだろうが、現時点では余波が大きくはなさそうだ」と話した。

チョン・ナムグ、チョ・キウォン記者 jeje@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/globaleconomy/617721.html 韓国語原文入力:2013/12/30 20:04
訳J.S(1285字)

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