原文入力:2009-09-15午後07:30:29
自動車・電子製品 価格競争力↑…輸出額 昨年分に接近
機械・化学製品も恩恵…“円安反転時は打撃"
キム・ギテ記者,チョン・ナムグ記者
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最近ウォン-ドル為替レート下落傾向が続いているが、ウォン-円為替レートはむしろ騰勢なため、‘為替レート’ の輸出牽引効果には格別打撃がないものと見られる。我が国の輸出主力商品として最近輸出回復を先導している自動車,電子製品などは世界市場で主に日本製品と競争関係にあるためだ。
15日ソウル外国為替市場でウォン-ドル為替レートは前日より6.7ウォン落ち1218.5ウォンで締め切られた。場締め切り前には1217.5ウォンまで落ち先月4日取引中の年内最低値(1216.4ウォン)にほとんど近接した。ウォン-ドル為替レートは去る3月初めの1570ウォン台から着実に下落している。国際金融市場で安全資産に対する選好現象が緩和され、ドル価値が落ちたためだ。だが最近ウォン-円為替レートはむしろ上がる傾向だ。日本円は15日午後3時、東京外国為替市場でドル当り91.07ウォンで取り引きされた。これを土台にウォン-円為替レートを計算すれば100円当り1337.98ウォンだ。1分期の1500ウォン台に比べれば大幅に下がったように形だが、2分期の1322ウォン台に比べればむしろ小幅上昇している。
藤井裕久日本新任財務長官内定者は14日「円高が深刻化されても輸出業者のための外国為替市場介入はないだろう」と明らかにした。円高は日本の輸出業者に打撃となり、景気低迷をさらに悪化させる危険もある。しかし日本民主党政権は内需消費促進のためには円高側が有利だと見ている。ウォン-円為替レートは簡単には崩れない可能性が大きいという話だ。
日本円強勢は我が国の主力商品輸出に相当な役に立っている。韓国貿易協会の貿易統計資料によれば、我が国自動車輸出額は去る1月13億8379万ドルで1年前に比べ56%減ったが、その後は回復傾向を見せ去る7月には前年同月対応-18.3%水準まで反騰した。反面、日本の場合は去る1月自動車輸出額が44億334万ドルで、1年前に比べ58.9%減少した後、7月にも-46.3%で特別な回復傾向を見せられずにいる。電子製品,機械,化学類市場でも韓国と日本は自動車市場と似た傾向を現わした。
企画財政部は去る10日に出した金融危機後の韓中日交易関係変化を分析した資料で「韓国の急速な輸出回復と緩慢な輸入回復、日本の緩慢な輸出回復などは最近のウォン貨劣勢および日本円強勢に起因するところが大きいものと推定する」と明らかにした。しかし日本円強勢に過度に寄り添った輸出回復を警戒する声もある。キム・ギュパン対外経済政策研究院(KIEP)副研究委員は「日本円強勢はしばらく続くと予想されるが、ウォン-円為替レートが今後下落することになれば、この間為替レート効果を享受してきた国内自動車,半導体業者には相当な打撃がありえる」と話した。
キム・ギテ,チョン・ナムグ記者kkt@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/376911.html 訳J.S