"国家情報院がいくら強いといっても検察総長を退かせるとは本当に理解できないほど恐ろしいですね。" 9月13日夜、ソウル市庁前広場で参与連帯など288ヶの市民社会団体で構成された‘国家情報院政治工作大統領選挙介入真相および縮小・隠蔽疑惑糾明のための市民社会時局会議’が主催したろうそく集会に中学生の息子と共に参加した主婦パク・カラム(43)氏の話だ。 パク氏は 「チェ・ドンウク検察総長自ら辞退したというけれど、誰でも分かっているのではないか。 検察が国家情報院の大統領選挙介入事件に対する強力な捜査をするから、それを牽制したことではないかと思う」と話した。 市民キム・ギョンファン(37)氏も「今日ニュースを見て本当に驚いた。 この間、検察の捜査過程を見ながら久々に検察に対する信頼を持ったが、このようにチェ総長が辞退して虚脱感を感じる」と話した。
市民社会はチェ総長の辞退ばかりでなくイ・ソクキ統合進歩党議員の‘内乱陰謀’事件が今後ろうそく集会に及ぼす影響にも神経を尖らせる雰囲気だ。 パク・クンヨン参与連帯協同事務局長は「チェ総長の突然の辞退とイ・ソクキ事態など政局全般の不安さが持たらす要素もあるが、学界や宗教界などの時局宣言がむしろ拡大するなど肯定的な側面もある。 このような時であるほど市民の意志を集めていくためのろうそく集会は強力に続けて行くというのが時局会議の明らかな立場」と話した。
時局会議のある関係者は「このような時であるほど進歩党もろうそく集会でイ・ソクキ事態と関連した集中的な宣伝を繰り広げるよりは自重することが必要だと見る。 時局会議も直間接的にそのような立場を進歩党側に伝達したと理解している」と話した。 この日の集会には午後8時現在5000人余りの市民が参加した。 時局会議が準備した公式手立て札に書かれた文面は「それでもろうそくのあかりは続く」であった。
ソン・ホギュン記者 uknow@hani.co.kr