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‘韓国日報’二ヶ月余ぶりに正常発行 開始

登録:2013-08-11 17:32 修正:2013-08-11 23:22
12日付から正常発行
<韓国日報>記者たちが去る9日午後、経営側の編集局封鎖解除により25日ぶりにソウル南大門路(ナムデムンロ)2街の韓進(ハンジン)ビルディングにある編集局に戻り、自分たちの席を点検している。 イ・ジョンア記者 leej@hani.co.kr

 ‘編集局封鎖’事態後に二ヶ月近く跛行製作されてきた<韓国日報>が、12日付から再び正常に発行される。 編集局任命同意投票を通過したイ・ギェソン首席論説委員が編集局長職務代行を務め、韓国日報の正常発行を指揮する。

 韓国日報非常対策委員会は11日「去る8~9日に編集局で実施された投票で、イ・ギェソン編集局長職務代理候補が任命同意手続きを通過した」として「この間新聞製作から排除されていた多くの記者たちが再び復帰して、来る12日付から新聞を正常発行する」と明らかにした。 裁判所は先月31日、韓国日報に対して‘財産保全’決定を下し、8日にはイ委員を編集局長職務代理に指名した。 新聞製作の正常化を最も緊急な解決課題と選択したわけだ。 編集局任命同意投票には全体在籍人員179人の内146人が参加し、賛成が過半数を越えて任命同意手続きが完了したと韓国日報側は明らかにした。

 これに伴い、去る二ヶ月間、少数の記者たちだけが参加して作った韓国日報が、12日月曜日分から正常発行される。 社主であるチャン・ジェグ会長の不正疑惑に対して問題を提起した韓国日報記者たちは、6月15日経営側の‘編集局封鎖’措置で新聞製作から排除された経緯がある。 彼らは7月9日に編集局封鎖が解けた後にもシステムに接近できず、新聞製作から排除され続けてきた。 しかし2日、裁判所が韓国日報に対して財産保全処分を下し、これに伴いチャン会長が経営権を喪失したことにより‘韓国日報事態’解決の糸口が解けた。 イ・ギェソン編集局長職務代理は早い時期内に部長級人事など後続人事を断行するなど編集局の正常化に乗り出す計画だ。

 韓国日報非常対策委関係者は「正式な編集局長が任命されれば良いのだが、企業回復開始を控えた特殊な状況なので裁判所側が職務代理の任命を望んだ」 として「ただし編集権の独立保障次元で職務代理に独立的な人事権限が保障されなければならない」と明らかにした。 12日付発行のために仕事をしているというある韓国日報記者は11日「この間、取材は継続してきたが実際に記事を書くことはできなかった」として「再びまともに仕事をできるとあって感慨一入だ」と話した。

 一方、韓国日報はこの日 イ・ギェソン編集局長職務代理人事発令と共に、前回の編集局封鎖事態の時に主筆として社説執筆を拒否し平論説委員に‘降格’されたチョン・ビョンジン論説委員を再び主筆に任命する人事発令を出した。 当時、非常勤職責である論説顧問であって、チョン・ビョンジン主筆の空席を埋めたカン・ビョンテ主筆は再び論説顧問として発令された。 カン論説顧問はチャン・ジェグ会長が拘束される直前の先月29日、コラムで「言論の自由は発行人の自由」と主張してチャン会長を擁護し論難をかもした。

チェ・ウォンヒョン記者 circle@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/599076.html 韓国語原文入力:2013/08/11 16:33
訳J.S(1426字)

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