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[単独] 全斗煥秘密資金 助力者、押収捜索前日‘夜逃げ’

登録:2013-07-23 21:27 修正:2013-07-23 22:04
長男美術品仲介人は海外出国が明らかに
側近ら‘不審な動き’…証拠隠滅・逃避の疑い
押収捜索前夜.. 全斗煥元大統領の秘密資金関連助力者に挙げられているリュ・チャンヒ氏の家から去る19日夜、家財が積みだされている。 検察は一日後の20日にこの家を押収捜索した。

 全斗煥(82)元大統領 秘密資金に関連した核心人物が押収捜索の前後に荷物を引っ越したり海外へ出国するなど証拠隠滅・逃避疑惑を買っている。

 去る19日夜8時40分頃、全元大統領の次男チョン・ジェヨン(49)氏の事業パートナーであるリュ・チャンヒ(49)氏の居住地であるソウル城北区(ソンブクク)城北洞(ソンブクトン)のある家から荷物が運び出され1.4t引越荷物トラックに積み込まれる場面が<ハンギョレ>取材陣により捉えられた。 荷物にはテープで封印された複数の箱が含まれていた。 検察の押収捜索は16日、全元大統領の親戚などの自宅、17日リュ氏の自宅に対してなされたことが分かったが、荷物が積みだされた19日までにはリュ氏の城北洞の居住地に対しては押収捜索がなされなかったことが確認された。

 リュ氏の家族は<ハンギョレ>記者に「検察が住所を間違えて、他へ押収捜索に出て行ったと(リュ氏に)聞いた。 ここには検察がこなかった」と話した。 検察は17日、リュ氏の移転居住地であるソウル明倫洞(ミョンニュンドン)に行ったと見られる。 検察が自身の以前の住所地を押収捜索するや証拠隠滅のために急いで荷物を運ぼうとしたのではないかという推測が提起されている。 検察は20日リュ氏の城北洞の自宅を押収捜索した。 検察関係者は「運び出された荷物を確認した。格別なものはなかった」と話した。

 リュ氏は2000年代初期、ジェヨン氏とともにBLアセット・ウェアバレーなどの会社を経営した人物だ。 彼はジェヨン氏が現在代表を務める不動産投資業者BLアセットで理事として仕事をし、彼の父親も2001~2006年BLアセットの代表であった。 リュ氏の父親の名義は、ジェヨン氏が全元大統領の秘密資金で不動産を買いとる際に借名で利用されたことが2004年の検察捜査の結果明らかになりもした。 米国に居住するリュ氏の姉もジェヨン氏が代表を務めた医療機器会社ミューバイオに理事として名前を上げるなど、リュ氏の家族がジェヨン氏の事業の随所に登場し、リュ氏は秘密資金に関連した核心関係者と名指しされてきた。

 一方、全元大統領の長男チョン・ジェグク(54)氏の美術品購買を主導したと知られるチョン・ホボム(55)氏は押収捜索の初日である16日に海外へ出国したことが一歩遅れて確認された。 検察は22日、チョン氏関連の押収捜索に乗り出した。 ジェグク氏の時空社瑞草洞(ソチョドン)社屋でも今月初めに書類束が運び出されたという住民たちの証言が出てきたし、先月末ジェヨン氏はソウル李泰院(イテウォン)のマンション二戸を売却した。 ソン・ギョンファ、キム・ウォンチョル記者 freehwa@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/596843.html 韓国語原文入力:2013/07/23 20:25
訳J.S(1390字)

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