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‘29万ウォン 爺さん’全斗煥の大嘘シリーズ

登録:2013-07-23 20:37 修正:2013-07-23 21:57
夫人・子息など全斗煥一家は口さえ開けば 「金がない」嘘
大統領退任後1988年から財産隠し置き、今になって露見
検察の捜査官が16日午後、全斗煥元大統領の長男ジェグク氏が経営する京畿道(キョンギド)漣川(ヨンチョン)のハブヴィレッジから押収した仏像を運んでいる。 漣川/ニュース1

 "預金29万ウォンしかない。" 小学生が‘29万ウォンハラボジ(おじいさん)’という児童詩を作る程に全斗煥(82)元大統領の財産関連の嘘は風刺と嘲弄の対象になっている。 全元大統領の夫人イ・スンジャ(74)氏の数十億ウォン台の高額年金保険加入事実(<ハンギョレ> 7月22日付1面参照)が露見し、過去の財産関連の大嘘解明に注目が集まっている。

 ‘大嘘シリーズ’は大統領退任直後から始まった。 1988年11月23日、謝罪・釈明談話で全元大統領は‘家族の財産’が不動産4件と金融資産19億ウォンなど計23億ウォンと明らかにした。 しかし1989年2月、国会対政府質問でキム・ウンファン当時統一民主党議員はイ・スンジャ氏が市場価格30億ウォン相当の京畿道(キョンギド)安養市(アンヤンシ)冠陽洞(クァンヤンドン)の林野を仮登記し所有している事実を登記簿謄本を根拠に暴露した。

 その後、全元大統領は嘘を臆面なく認めた。 1996年4月、内乱・贈収賄罪裁判法廷で検事が「当時(1988年)被告人が発表した財産内訳は虚偽発表したことが確かか」と尋ねると、全元大統領は「そうだ。虚偽発表した。 当時は政治状況により虚偽発表したのだ」と告白した。

全斗煥

 2004年にも嘘が明らかになった。 検察は未納追徴金と関連して2003年‘全元大統領の財産がいくらかを明らかにしなさい’として、財産明示申請を裁判所に出した。 全元大統領が法廷に提出した財産目録には、延禧洞(ヨニドン)の離れ(市価7~8億ウォン)・宝石類・芸術品・楽器と問題の‘預金29万ウォン’等があった。 しかしそれから1年後の2004年2月、全元大統領の次男チョン・ジェヨン(49)氏は父親の秘密資金を隠した脱税の疑いで拘束された。 裁判所は2007年に確定判決を通じてジェヨン氏所有の債券の内73億5500万ウォン分が全元大統領の秘密資金債券であることを確認した。

 全元大統領の義理兄弟イ・チャンソク氏も「(本人などの財産が)全元大統領の秘密資金と関係がない」と主張してきた。 しかし2004年、ジェヨン氏の脱税捜査と裁判過程でイ・チャンソク氏の夫人ホン・チョンニョ(61)氏の債券口座に全元大統領の秘密資金の一部が入っている事実が明らかになった。

コ・ナム記者 dokko@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/596797.html 韓国語原文入力:2013/07/23 18:40
訳J.S(1240字)

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