日本軍慰安婦少女像に‘杭テロ’を働いた日本人 鈴木信行(48)が自身に対する損害賠償訴訟を進めている韓国裁判所にも杭を送った。
5日午前10時頃、鈴木が送った長さ1mほどの杭が包装されたままソウル中央地裁民事26単独宛に配送された。 鈴木はこの杭を去る3日に日本から送ったことが確認された。 裁判所は包装された杭を開封せずに直ちに返送した。 この日は尹奉吉(ユン・ボンギル)義士の遺族らが 「鈴木が日本にある尹義士の殉国費脇に木杭を打ち込み精神的被害を被った」としてソウル中央地裁に出した損害賠償訴訟の最初の弁論期日が予定されていた。 裁判所は昨年12月、日本政府と司法協調を通じて鈴木に訴状を送り、5日と今月19日に弁論期日を予定していた。 この日の弁論は日本当局から送達報告書が到着しなかったために延期された。 裁判所は配達された杭の受取人欄に担当裁判所と訴状を送った裁判所職員の名前が正確に書かれていた点から推測して鈴木が訴訟関連書類を受け取っていると見ている。
これとは別に鈴木は昨年6月、駐韓日本大使館前に設置された慰安婦少女像に杭を縛りつけ慰安婦被害者の名誉を傷つけた容疑などで起訴された。
イ・ギョンミ記者 kmlee@hani.co.kr