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安哲秀(アン・チョルス)‘新しい政治’どんな姿か

登録:2013-03-12 21:41 修正:2013-03-13 07:33
朴槿恵(パク・クネ)政府とは角を立てず‘徹底中立’
与-野の中間地帯‘第3路線’方向を定める
安哲秀(アン・チョルス)前大統領候補が12日午前ソウル銅雀区(トンジャクク)の国立顕忠院を訪れ、顕忠塔に参拝している。 シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr

 安哲秀(アン・チョルス)前ソウル大教授が11日、帰国記者会見でソウル蘆原(ノウォン)丙区の国会議員補欠選挙に出馬する理由として掲げた‘新しい政治’の具体的姿は何か?

 安 前教授は新しい政治について「政治の基本に戻ることだ。 すなわち、疎通の政治、統合の政治、民生問題を解決する政治だ」と明らかにしただけで、それ以上の具体的な内容には言及しなかったが、彼の会見には‘安哲秀政治’の方向を推察できる部分が相当部分入っている。

 先ず、彼は去る大統領選挙を振り返り 「声援と期待に沿えなかった点に対して心より申し訳ないと考える」として頭を下げたが、‘政権交替の失敗’については一言も言わなかった。 野党圏という集団ではなく、安哲秀(アン・チョルス)という個人の失敗に焦点を合わせることにより、今後野党圏として一つに括られるよりは一人立ちするという意と読まれる。 蘆原丙での野党圏候補単一化について「開かれた心で対話するが、政治工学的接近はして欲しくない」とひとまず線を引いたことも同じ脈絡と見える。

 第二に、安 前教授は朴槿恵政府など現与党とは角を立てていない。 11日の記者会見で朴政府の人事乱脈と疎通欠如などに対する評価を要求されても「成功した政府になることを願う」とのみ明らかにし、12日国立顕忠院を訪問した席では政府組織法と関連して「大乗的に一方の案を受け入れる代わりに、1年後に憂慮が現実化すれば再改正を約束するという条件付き交渉が可能ではないだろうかと考える」と話した。 徹底的に中立的な態度だ。 11日の会見でノ・フェチャン前議員の三星(サムスン)Xファイル裁判について、検察起訴の不当性や裁判の問題点を指摘することなく「残念だ」とだけ言及したのも、野党圏のアイデンティティよりは政治的中立性を指向していることと関連があるように見える。

 これは全体的に安 前教授が現与党と野党圏の中間地帯に位置する‘第3路線’に方向を定めた結果と分析される。 匿名を要求した民主党のある議員は「与・野が事実上合意に至った政府組織法が妥結しないでいるのは、朴大統領が拒否しているためなのに、安 前教授が大乗的譲歩を要求するのは第3党を作るという意志表明と見られる」と話した。 実際、安 前教授は記者会見で「国民の上に君臨し、組に分けて対立する上からの政治の代わりに、国民の暮らしと国民の気持ちを重視する下からの政治をしたい」として、既存政治をひっくるめて批判した。

 これに対してパク・サンフン フマニタス代表は「新しい政治という話は既存政治の外にある人が新しく入ってくる時に使う常套語だ。 スローガンではなく政治をきちんとすることが重要だ」と語った。 キム・ジョンチョル、アン・チャンヒョン記者 phillkim@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/577764.html 韓国語原文入力:2013/03/12 20:26
訳J.S(1419字)

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