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　辞退圧迫を受けているキム・ビョングァン(写真)国防部長官候補者が国会議員会館を訪問し、野党所属の人事聴聞委員に会おうと試みたことが明らかになった。 人事聴聞会の日程も確定する前に自ら‘救命ロビー’に出たのではないかという指摘が出ている。

　キム候補者は21日、事前了解を受けずに国会議員会館にある国防委員会所属の民主統合党議員事務室を訪ねてきたと複数の民主党議員が伝えた。 国防委は国防部長官候補者の人事聴聞を担当する。 キム候補者は一部議員に会って「ひとまず聴聞会だけは開いて欲しい。 そうすれば提起される種々の疑惑に対して全て説明する」として、聴聞会の開催を集中的に要請したと伝えられた。 チン・ソンジュン議員は「昼食を食べに出かけようとしたところエレベーターで会って、少しの間話を聞いた。 今日会うと約束したわけでもないのに、議員会館まで訪ねてきた」と話した。

　これに先立ちキム候補者は20日国防部の国会協力官室を通じて野党国防委員に必ず一度時間をあけてほしいという趣旨の要請電話をかけたという。 相当数の民主党議員はロビー性請願が予想される聴聞対象にあらかじめ会う必要があるかという判断で面談要請を拒否した。 イ・ソクヒョン議員は 「昨日午後3時頃、秘書に‘何時に行けば会えるか’という電話があったというので、私は‘外の仕事があって会えない’と答えた」と話した。 キム・ジンピョ議員室関係者は「昨日‘聴聞日程も決まっていないのにいったいどういうことか’として断ったが、今日になって機務司令官出身のキム・ジョンテ セヌリ党議員と共に昼食直前に事務室に押しかけてきた。 だが、議員は外出して部屋にいなかった」と話した。

　キム候補者は民主党がキム候補者の聴聞会自体をボイコットすることにした事実を知り、これを阻もうとしたものと見られる。 イ・ソクヒョン議員は「昨日我が党の国防委員会議で‘これは聴聞会が必要ない事案だ。 キム候補者が自主辞退し、他の候補者が出てこなければならない’と決めた」と話した。 チン・ソンジュン議員は「聴聞会の日程も決まっていない状況で、事実上の救命ロビーに乗り出した。 釈明をするなら国民に対して先にすべきだ、不適切な候補の不適切な行動だ」と語った。

ソン・ウォンジェ記者 wonje＠hani.co.kr