政府に‘基礎農産物 国家買い取り制’等を要求してきた農民らが大統領府に米と牛を返却するとして‘上京闘争’に出たが、警察に阻止されるや各地で抗議デモを行った。
光州(クァンジュ)・全南(チョンナム)地域農民300人余りは7日昼12時30分頃、光州広域市西区治平洞(チピョンドン)の光州市庁前道路で貨物車100台余りを停め、1時間30分余りデモを行った。 農民たちは稲と牛・鶏・鴨など農畜産物を車両に載せ高速道路側に向かう間、警察に制止されて稲に火を付け、牛・鶏を道路に放って抗議した。 全北(チョンブク)地域の農民300人余りも10ヶの市・郡庁前で出征式を開いた後、刈り取った稲わらをトラックに載せ高速道路に進入しようとしたが、高速道路料金所付近で警察の源泉封鎖で止められた。 井邑(チョンウプ)泰仁料金所では1tトラック50台余りが警察と対峙したが、暴力事態が起きはしなかった。
湖南(ホナム)と忠北(チュンブク)・江原(カンウォン)地域の農民1000人余りは全国農民会総連盟主催でこの日午後4時頃、大統領府前で農民大会を開き農畜産物を大統領府に返却するデモを行う予定だった。
農民は‘米・麦・豆・小麦など13種の基礎農産物の国家買い取り制を導入せよ’と叫んだ。 パク・ヒョンデ全国農民会総連盟光州全南連盟事務局長は「適正買い入れ価格はコメ40㎏に7万ウォン台なのに農協の公共備蓄米価格(買い取り価格)は4万9000ウォン台に過ぎない。 今年相次いだ台風などでコメの生産量が20%ほど減少し、ガソリン代は高騰した。 生産原価にも足りない買い入れ価格を引き上げなければならない」と話した。 ハ・ヨンホ全農全北道連盟議長は「肥料・資材価格が毎年10%以上増加したのに、政府は農民の声を無視してコメの買入れ価格を低く抑え農民を犠牲にして物価を抑える考えしかない」と話した。
全国農民会総連盟は市・郡庁前にコメを積んだまま来る27日にソウル市庁前広場で全国農民大会を開き、2次大統領府返却闘争を行うことにした。
光州・全州/チョン・デハ、パク・イムグン記者 daeah@hani.co.kr